全員同じノートの書き方を徹底する指導法って?【ノート指導1】

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ノートの使い方を身につけさせる効果的な指導法とは?「ノート指導」についてレクチャーするシリーズの第1回は、子ども全員が「同じページ・同じ場所・同じ書き方」でノートを使うようにするという指導法の紹介です。

執筆/北岡隆行

ノート

1年生は、全員同じページ・同じ場所・同じ書き方で

最初に1年生を受け持ったとき、困り果てたことがありました。

入学して1か月もすると、「ノートに書きなさい」という指導が通じなくなるのです。理由は、使い方がバラバラなため、1か月もたつと、使っているページも場所も違ってくることでした。

1年生は、子ども全員に「同じページ・同じ場所・同じ書き方」でノートを使わせるのが鉄則です。

板書とノートを同じにする

黒板にノートと同じマス目を書いておき、板書をノートと同じように書くという指導があります。

たとえば、黒板に書いたマスの中に〇を書き、こう言ったとします。

「〇のところに、〈わ〉と書いてごらん。」

しかし、子どものノートが、下のAやBだと、それだけで「わ」をどこに書いていいのかわからなくなります。そのため、机間巡視をして、一人ひとりのノートを指でさし示しながら、「ここからだよ。」と言ってまわることになります。

板書
子どものノートA
子どものノートB

3つの作戦

そこで、3つの作戦を立てました。

作戦1 すべてのページに(最初は教師が)ページ数を書く

「今日は、12ページのここ(黒板の板書のマスを指さしながら)からだよ。」と言って、子どもに指をささせて、ページと場所を確認させてから、指導します。

国案の板書のマスの場所を示す先生

作戦2 休んだ子は、休んだ間のページをあけたままにしておく

子ども全員が、同じページなります。

空白のページは、ひらがな・数字の練習、たし算・ひき算の計算に使わせます。

風邪で寝込んでいる子

作戦3 保護者にも説明してお願いする

ノートの使い方を身につけるのは、大切な学習の一つであることや、きまりを覚えるのは意外にむずかしいことを保護者にも説明し、お願いします。

保護者にノートの使い方について説明している先生

算数では式が重ならないように

算数でも同様のことがおきます。

たし算を初めて扱うとき、指導しないと、子どもは次のように書きます。

指導なしで子どもが書いたたし算のノート

2列目の問題では、8+ 5の答え13 と次の式8+ 3の8がくっついて、138 に見えます。5をさくらんぼ型に分解している2と3のところも見づらそうです。

そこで、下のように6と7の間(ノートの中央)に赤線を入れさせました。右と左を完全に分けてしまう作戦です。

加えて、次の式と重ならないように、「ここには書かないで」の印の〇を書かせて意識させます。意味がわかってきたら、〇を書かないであけて書くようにします。

赤線を入れて左右を分けた算数のノート

イラスト/相澤るつ子

「COMPACT64 ノート指導 早わかり」より

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