せんせいの時短術 作業効率を上げて時間を作る10のヒント

教職員の現場で「働き方改革」が叫ばれて久しいですね。そこで今回は「時短」術のアイデアをご紹介します。勤務校で仕事をたくさんもっているのに、平気な顔をして仕事をテキパキこなしている先輩はいませんか? そこには必ず時短にかかわるスゴ技が隠れているはずです。ぜひ見習いたいです。作業効率を考えた無駄をなくす技は、早く取り組めばそれだけ、後の教職生活の中で生み出せる余裕の総時間数が違ってきます。
【連載】マスターヨーダの喫茶室~楽しい教職サポートルーム~

目次
効率アップには「段取り(見通し)」と環境整備を!
仕事を進めていくための箴言として、昔から「段取り八分、仕事二分」とよく言われます。
優秀な人の働きぶりを見ていると、これを必ず実行しているようです。
先日、わたしの家で、ちょっとしたリフォームを行いました。懇意にしている建築業者さんに依頼をすると、時間をかけて下見をしてくれ、しっかり希望や条件を聞いてくれました。その後業者さんは会社に帰って仕事の計画書、指示書や見積書などを時間をかけて作成し、わたしに確認させてくれました。
それを元に材料や仕事の段取りを職人さんに指示します。
職人さんたちもまた、資材や道具を整然と分かりやすく準備しており、滞りもトラブルもなく、すべての作業が最短の時間で終了しました。
わたしたちの仕事も同じではないでしょうか。
作業の効率を上げるには、まず仕事の見通しを持ち、先輩や上長に相談をするなどして、疑問点をなくします。そして、作業スペースの環境を整え、作業グッズを揃え、資料を整えてとりかかれば、作業そのものは最短の時間で終わるはずです。段取りを面倒くさく感じる人もいるかもしれませんが、「作業を始める前の仕事が大切」と考えて、まずは環境整備から入ってみましょう。