【新一年生】入学式は準備が9割。担任がすべきことを確認しよう
一年生の担任になったら・・・入学式までにすべきことは少なくありません。できる限り入念に準備をし、心にゆとりをもってスタートがきれれば、よりよい指導につながります。

目次
○○は準備が9割
「○○」には、「成功」「仕事」などいろいろな言葉が入りますが、一年生の「指導」という言葉も入ります。準備には、「学年としての準備」「学級の準備」があります。期待を胸いっぱいに詰め込んだ子どもたちとの出会いである入学式までに、できる限りの準備をしましょう。
支援が必要になる子を考慮した入学式準備についてはコチラ→気になる子も安心できる入学式準備
学年としての準備
①学年の先生との共通理解
一年生では同じ学年の先生との協力が欠かせません。
入学式についてだけでなく、学年目標・学年便りの担当など、学年としての方向性や役割を確認しておきましょう。
【入学式の準備】
- 入学式実施案の確認
- 前年度の入学式実施案の確認
- 入学式当日の配付物の確認
【学年の準備】
- 学年目標の確認
- 生活指導(学校・学年のきまり)の確認
- 入学後一週間の時間割の作成
- 役割分担(学年だより、行事の担当など)
- 教材の選定・発注
②保育園・幼稚園との情報交換
勤務校によって異なりますが、多くの小学校では3月末になると、学区内にあるいくつかの保育園・幼稚園との情報交換の機会があります。
新たに入学する子どもや保護者の情報を得る貴重な機会なので、ポイントを押さえて、子どもたちの実態を把握しましょう。
【確認しておくこと】
- 集団の中で話をしたり聞いたりする活動が苦手な子はいないか
- 偏食やアレルギーなど食事で配慮すべき子どもはいないか
- 保護者との連携についての情報
③同僚の先生との共通理解
入学式は子どもにとって大きな出来事の一つですが、学校にとっても大事な行事です。また、兄弟関係などで新入生の情報を持っている先生方もいます。これまでの入学式の様子や、新入生の情報などを同僚の先生から得ることも大事です。
【やっておくとよいこと】
- 前年度の入学式の申し送り事項の確認
- 前年度一年生担任との情報交換
- 新入生の兄姉の確認
④クラスの編成
他学年とは違い、限られた情報の中でのクラス編成となります。子どもの実態は新学期が始まらないとわからない部分も多いですが、氏名の重なりなど事前に配慮できることもあります。
学校長の確認のもと決定したら、クラス編成名簿を作成します。
【クラス編成の流れ】
- クラス編成作業
- 児童氏名の確認(漢字・ふりがな・名字の変更児童の確認)
- 氏名印の発注(または、間違いの確認)
- クラス編成名簿(児童名簿)の作成