夏休みの学習課題や自由研究の適切な出し方とは
自ら課題に取り組める子を育てる夏休みの課題学習の出し方のポイントを紹介します。
執筆/神奈川県公立小学校教諭・木村綾子

目次
自分から課題に取り組める子を育てる
夏休みの宿題をそれぞれの学年や学級で出すところが多いと思います。
これまでの学習でもう一度しっかりと押さえておきたい内容がある場合は、その内容を中心に課題を考えられるでしょう。また、長期の休みだからこそできるものに創意工夫して取り組めるようにすることもねらいにできます。
その場合、「なんでもいいよ」「好きなことに挑戦してみよう」では、まだ経験の少ない子供も保護者も困ってしまいます。夏休み前に自分の学習課題をつくるところまで指導できるようにしましょう。
課題の内容
既習の内容から出す課題については、どのあたりを復習するときのポイントにしたらよいかを明確にしておきましょう。例えば、漢字なら「書き順を意識しましょう」「その漢字を使った熟語を集めましょう」など、分かりやすくしておくことが大切です。また、一人ひとりの課題に合わせて復習に取り組んでほしい場合には、面談などで事前に保護者に伝えておくようにしましょう。
