学級開きは「先生の笑顔」で決まり!
学級開きから子供たちの心をつかんで、1年間を見通して、学級をしっかりまとめていきましょう。学級開きに大切なことを紹介します。
執筆/東京都公立小学校主任教諭・小倉さえ子

目次
とにかく笑顔!
学級開きは、1年間の始まりの大切な時間。どの子供も「今年もがんばっていこう」「今年こそはがんばろう」「今までできなかったことに挑戦しよう」と意欲にあふれています。
何かを始めるには、学級が安心できる場所となる必要があります。第一歩として「この学級は楽しそうだ」と感じさせることが大切です。それには「とにかく笑顔」。
子供との出会いは、ベテランの先生でも緊張します。静まり返った教室でも、子供たちが微笑みを返してくれなくても、それでも笑顔です。微笑みではなく、全力&満面の笑顔が大切です。
できることをていねいに!
一年生の初日は、入学式・学級での教科書等配付・保護者対応などやることがたくさん。二年生は始業式の後に、入学式での出し物等が控えている学校が多くあります。
そのため、子供とゆっくり過ごす時間はあまり取れません。それでも、子供たちに「この先生は頼りになりそうだ」などのプラスな印象を与えたいもの。しかし、無理にいばることや、背伸びした指導は必要ありません。時間のないときほど、一つ一つの作業をていねいに行うだけで大丈夫。