これで解決!子供たちに明確な指示が出せるアイテム【動画】
クラスの子供たちに複数のタスクを指示するとき、子供たちが混乱してしまったり、先生が何回も説明したりしていませんか? 授業中、休み時間、給食の隙間時間など、さまざまな場面で子供たちに明確な指示が出せる「簡単なアイテム」を、トモ先生こと髙橋朋彦先生が紹介します。
目次
複数タスクには「活動カード」!
子供に明確な指示を出すことが大事だと言われていますが、なかなか難しいですよね。
今回は、簡単に子供に明確な指示が出せるようになるアイテムを紹介します!
たとえば授業中、早く授業が終わったときに、先生がこのような指示を出すことがあると思います。
「最初に教科書の③の問題を解きます。次に『ふり返り』を書いて先生の机に提出します。提出したあとは読書をします。さぁ、みなさん、始めてください。どうぞ!」
子供は「はい!」と言ってやり始めるのですが、なかなか指示通りには動けません⋯⋯。
そんなときに役に立つアイテムが、『活動カード』です!
「活動カード」の作り方&使い方
『活動カード』は、ボール紙の裏に磁石を貼って作ります。「活動①」「活動②」「活動③」⋯と、タスク(活動)の分だけ多めに用意しておくと便利です。
使い方は簡単! 子供たちに指示を出すとき、黒板に貼って使います。
「みなさん、これから3つのことをしてもらいたいと思います。この『活動カード』のとおりに動いてください。」
と言って、下の写真のように示します。
それぞれのタスクが『活動カード』でラベリングしてあるので、子供たちが注目しやすくなります。
「これを見ながらやればいいんだ!」と子供は思うので、一度指示すれば黒板を見ながらタスクを順番に進めることができます。
また、カードがあることで、教師もポイントを絞って黒板に書くことができます。
このように、このカードを使うだけで明確な指示を出すことができるようになります。
授業中、休み時間、給食の時間⋯いつでも使える!
今回は、授業中の事例を紹介しましたが、授業だけでなく、休み時間や給食の隙間時間の動きなど、いろいろな活動の場面で使うことができます。
やることが明確でないと子供たちはバタバタしてしまうので、このような工夫をして、落ち着きを取り戻しましょう!
これは便利! 指示を出す先生も、指示された子供たちも一目瞭然でやることが明確になりますね。一度作っておけば、いろいろな場面で使える「活動カード」、みなさんの学級でも取り入れてみませんか?
髙橋朋彦●1983年千葉県生まれ。第55回わたしの教育記録特別賞を受賞。教育サークル「スイッチオン」「バラスーシ研究会」に所属。共著に『授業の腕をあげるちょこっとスキル』『学級づくりに自信がもてるちょこっとスキル』(共に、明治図書出版)がある。算数と学級経営を中心に研究中。
Twitterアカウントは @tomotomoteacher https://twitter.com/tomotomoteacher
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