教師の成長を止めてしまうNG行動3つ【動画】
日頃の何気ない考え方が、あなたの教師としての成長を阻んでいるかもしれません! 今回は、おなじみトモ先生こと髙橋朋彦先生が、教師の成長を止めてしまう危険な3つの考え方について、自らの過去を反省しつつシェアします。
目次
反省の若手時代:成長を止めていた原因ワースト3を発表します!
今回は、私にとって、すごく恥ずかしい回です!
私の成長を止めていたもの「ワースト3」についてお話しさせていただきます。
今も日々成長している段階ですが、若手時代は本当に「へっぽこ」で、その時のことをみなさんにお話しさせていただきます。
みなさんには、今回の私の話を反面教師として捉えていただけたら幸いです!
第3位:学んでいる人をバカにする
私の成長を止めていたワースト第3位は、「学んでいる人をバカにする」です。
たとえば、教育書を読んでいる人がいると「まじめ〜」と冷やかしの目で見ていましたし、自主研修に行っている人を見ると「初任研修で勉強したことじゃ〜ん!」と思って、内心どこかで勉強している人たちをバカにしていました。
当然、民間セミナーの存在なんか知らずに30過ぎまで過ごしてしまいました!
本当に恥ずかしい限りです!!
やっぱり、学ぶってすごく大事なことですよね。
やっとわかりました(反省)!
第2位:本を読まない
もう、これ、本当にダメですね。
私は無い経験と知識だけで勝負しようとしていたんです。当然、うまくいかないことばかりでした。
ですが、ある日、本屋さんでたまたま手に取った本がありました(※)。
すると、私が学級で「うまくいかなかった理由」が全部書いてあったのです!
うまくいくための「改善の方法」も全部、載っていました!
本当に本ってすごいな!と思い、それ以来、私は本を読むようにしています。
最近は教育書だけでなく、ビジネス書や、ベストセラーになった本も読むようにしています。そうすると、教育の外の世界から、私たち教師の仕事をあらためて見ることができるので、とても良いことだと思っています。
※「今日から始める 学級担任のためのアドラー心理学」編集:会沢信彦・岩井俊憲/図書文化社(下記リンク参照)
第1位:常に人のせいにする
さて、私の成長を止めていたワースト第1位が、「常に人のせいにする」です!
学級でうまくいかないこと、ありますよね? そのときに、
「あぁ、うちのクラスって力が無いからな〜」と思ったり⋯
素晴らしい実践をしている人を見ると、
「あのクラスだから、できるんでしょ?」とか⋯
「あの人だから、できるんでしょ?」とか⋯
平気な顔で言っていました。
でもそれは、違います!!
ただ、ただ、私の力が不足していただけなんです! その言い訳をしていただけなんですよね。
そういう過去もありましたが、そんな「へっぽこ」な私を救ってくれたのが、『ちょこっとスキル』(下記リンク参照)の共著の相方、古舘良純でした。
彼はいつも、学級を輝かせていたんです!
それを私は、「あいつの才能だ」と思っていたんです。
でも、違いました。
彼は人よりもただ、ただ、ひたすらに努力を積み重ねていただけだったのです! そんな彼が努力しているということに向き合えたおかげで、私も努力することができるようになりました。
本当に、彼には感謝してもしきれません⋯!!
やはり、自分の学級がうまくいくためには、いろいろな人から学んだり、本を読んだり、目の前の子供たちと向き合ったりして努力していくことが大切だと、今では身にしみて思っています。
ですので、私は今、目の前の子供たちと向き合って、努力して、これからも成長していきたいと思っています。
今回のお話が、少しでも、みなさんのお役に立てれば幸いです。
いかがでしたか? 今のトモ先生からは想像もつかない「反省の過去」、私たちにも似たようなことはないでしょうか!? この機会に自分の成長を妨げているものを見直していきたいですね!
髙橋朋彦●1983年千葉県生まれ。第55回わたしの教育記録特別賞を受賞。教育サークル「スイッチオン」「バラスーシ研究会」に所属。共著に『授業の腕をあげるちょこっとスキル』『学級づくりに自信がもてるちょこっとスキル』(共に、明治図書出版)がある。算数と学級経営を中心に研究中。
Twitterアカウントは @tomotomoteacher https://twitter.com/tomotomoteacher
トモ先生のインスタ https://www.instagram.com/tomotomotea/
トモ先生のnote https://note.com/tomotomo777