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体育授業を安定させるための強力な味方、クラスの体育係【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント#8】

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中安翼
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みなさんは、学級の係活動で「体育係」をつくっているでしょうか。体育の授業をマネジメントするときには、この体育係が大きな力を発揮します。
体育の授業では、運動そのものだけでなく、準備や集合、そして片付けまでスムーズに進めることが大切です。ところが、毎回教師がいちいち指示していると、意思伝達に時間がかかり、子どもたち全員の動きが揃わず、準備や片付けに時間がかかってしまうことがあります。
こうした場面で体育係が先に動くことで、後から来る子どもたちが何をすればよいかがわかりやすくなり、授業全体がスムーズに動き始めます。今回は、体育授業を安定させる体育係の役割について紹介します。

執筆/環太平洋大学次世代教育学部講師・中安翼

体育係の仕事は「体育の授業を支えること」

体育は準備や片付けに時間がかかりやすく、また単元ごとに使う教具や場所が変わります。
そのため、
どこで活動するか
どのように集まるか
どうやって準備するか
どうやって片付けるか

といったことの手際が良いかどうかで、運動に使える時間が大きく変わってきます。

★体育の準備や片付けの効率よい方法については、こちらの記事も併せてご覧ください。

そこで力を発揮するのが学級の体育係です。人数は学級の実態にもよりますが、3〜4人ほどで十分です。
体育係には、主に次のような役目をお願いします。

・素早く着替え、みんなより早く活動場所に来る
・必要な教具などの準備を行う
・授業の中で必要な仕事が出たときは優先して動く

ここで大切なのは、体育係の仕事を「先生のお手伝い」と捉えないことです。こちらの記事で詳しくご紹介していますが、体育の準備や片付けで大切なのは、
「誰が・何を・どこまでやるか」
ということです。
体育係は、子どもに割り当てられた準備や片付けを、他の児童よりも先に動くことでガイドする役割だと捉えましょう。
私は、体育係を決めるときには、
「体育係が先に動いてくれると、みんなが何をすればよいか分かりやすくなるよ。体育の授業をスムーズに進めるために大事な役割だよ」
と伝えるようにしています。
そうしておくと、子どもたちも自分の仕事に意味を感じやすくなります。

例えば、体育係が先に来て、指定された場所に水筒を置いていれば、後から来た子どもたちも同じように置くことができます。体育係が準備を始めていれば、それを見た子どもたちも自然と準備に取りかかりやすくなります。

反対に、体育係がいない状態だと、

「先生、水筒はどこに置きますか?」
「先生、何をすればいいですか?」
「先生、もう遊んでいいですか?」

といった声が次々に上がるでしょう。すると、教師は一つ一つに対応しなければならず、全体を見ながら準備を進めることが難しくなります。手持ちぶさたになって勝手に教具で遊び始める子どもが出ることもあるでしょう。
体育係を先に来させて最初の動きを整えておくことは、授業全体をスムーズに動かすための、とても効果的なマネジメントになります。

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