先生と子供たちの信頼関係、できていますか?

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先生と子供たちの信頼関係、子供たちのよりよい人間関係づくりのポイントを紹介します。

執筆/沖縄県公立小学校教諭・我那覇ゆり子

先生と子供たちの信頼関係づくり

先生と子供たちのよりよい信頼関係は、学級経営の要です。学習指導や生徒指導の効果を高め、子供たちの成長につながります。

高学年は、思春期を迎えて心が揺れ動く時期です。自立を求めたり、反抗したりと信頼関係の構築は容易ではありません。

でも、大丈夫! 一人一人を大切にする姿勢は必ず伝わります。日々の積み重ねが大切です。

やってみよう 日々の積み重ね

1日1回、一人一人に声をかけよう

自己存在感

共感的な態度で接しよう

信頼感

期待する励ましをかけよう

成長する思考

おしゃべりも大切にしよう

安心感・親近感

子供たちの人間関係づくり

子供たちのよりよい人間関係づくりはとても大切です。

お互いを大切にし、協力できる人間関係は、学習や生活を充実させ、社会性を高め、一人一人の心の成長につながります。

思春期は友達からの影響を大きく受けます。自我が芽生え、「みんなと仲良くしよう」という言葉だけで仲良くすることはなかなかありません。

何のために協力するのか、なぜ相手を理解し、尊重する必要があるのか、意義を伝えることが大切です。

やってみよう 学習場面

協働学習(ペアやグループ)をしよう

協働する力

聞き方、反応、あいづちを大切にしよう

思いやり

相手を尊重する言葉遣いで話そう

他者尊重

振り返りのコメント交流をしよう

相互理解

やってみよう 生活場面

日直さんのいいところ探し

自己肯定感

席替えの前にありがとうカード

自己有用感

月に1回みんなで遊ぶ日

協働する力

学級の人間関係づくりに困っている先生へ

男女の仲が悪い、特定の人しかかかわらない、乱暴な言葉が飛び交うなどの課題がある学級も少なくありません。高学年では人間関係の固定化もあるでしょう。学級の実態に合わせ、できることから取り組んでいきましょう。「丁寧な言葉は相手を尊重し、よい関係を築く」と人間関係づくりの意義を確認することで、必要感を持つことができ、少しずつ成長できるはずです。話合いが活発化しない学級では、付箋紙など文面での交流が効果的です。

付箋紙1枚で子供が変わる!

子供に期待を込めて何かしらのフィードバックをすることにより、子供の意欲が向上した研究結果があります。
教師が作文を添削した後、事務連絡的なコメントを書いた付箋紙と期待を込めたコメントを書いた2種類の付箋紙を無作為に分けて貼り、返却しました。
その結果、期待を込めたコメントのほうは2倍も再提出率が高くなりました。
このことから、ちょっとした短いメッセージでも子供の意欲を高めることがわかります。当然、日々の触れ合いの中で交わされる言葉のほうが、温かみも期待もより伝わりますね。
期待を込めた声かけと支援がよりよい成長につながります。

出典/A・ダックワース著、神崎朗子訳『やり抜く力GRIT(グリット)―人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』
ダイヤモンド社(2016)

イラスト/菅原清貴

『教育技術 小五小六』2021年6/7月号より

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