GIGAスクール構想に最適の教材! 「水はめぐる」オンライン特別講座(環境省) ~総合的な学習の時間「水の循環」~【PR】
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総合的な学習の時間を使って、1年間「鶴見川」について学んできた神奈川県横浜市立鶴見小学校5年2組の子供たち。その学習の一環として、環境省主催のオンライン特別講座「水はめぐる」を受講しました。子供たちが活発に発言する授業の様子をレポートします。
水の循環を知り、水の大切さについて気づけるようにする。
特別講座の流れを知ろう。
進行役が特別講座の流れを説明。クイズ「家庭で使う1日の水の量はどれくらい?」を出題。①50L②100L③150L④150L以上という4択から選びます。
正解の④に手を挙げた子供がいちばん多く見られました。
1 水はどこで何に使われているか考えよう。
映像1「水はめぐる」を視聴
視聴後、進行役が子供たちに発問します。
水がみんなの生活のどの場面で使われているでしょうか?
オンラインの進行役の発問に子供たちが考え、発表します。
〔子供たちの意見〕
料理のときに使います。
洗濯で使います。
お風呂で使います。
など、進行役がそれぞれの発言に返事をし、意見を整理していきます。
2 水がなくなったらどうなるだろう?
映像2「水のめぐみ」を視聴
視聴後、進行役が子供たちに発問します。
水が使えなくなったら、どういうふうに困りますか?
オンラインの進行役の発問に子供たちが考え、発表します。
〔子供たちの意見〕
水を飲まないと人間は生きていけないので、地球で生活しづらくなると思います。
トイレもお風呂も洗濯もできないから、人間の健康に影響が出ると思います。
魚がすむ場所がなくなるので、魚がいなくなり、人間の食べ物に影響があると思います。
など、進行役がそれぞれの発言に返事をし、意見を整理していきます。
3 下水処理場や浄水場がなかったら、みんなの暮らしはどうなるだろう?
映像3「使った水はどうなる?」を視聴
視聴後、進行役が子供たちに発問します。
下水が処理されずに汚れた水が川や海に流されたらみんなの暮らしはどうなるでしょう?
オンラインの進行役の発問に子供たちが考え、発表します。
〔子供たちの意見〕
川が汚れ、川にすんでいた生きものがいなくなります。
川だけでなく、海も汚れます。
水が蒸発して雲になり、雨が落ちてくるから、水が汚れると汚れた雨が降ってこないか心配です。
など、進行役がそれぞれの発言に返事をし、意見を整理していきます。
4 みんなの周りの川や海でどんなことが起きているかな?
映像4「水のめぐりの中でおきていること」を視聴
視聴後、進行役が子供たちに発問します。
最近見聞きした水についてのニュースを覚えていますか。知っていることを挙げてください
オンラインの進行役の発問に子供たちが考え、発表します。
〔子供たちの意見〕
プラスチックごみを飲み込んだクジラが死んだというニュースを聞きました。
カメにプラスチックのストローが刺さっている写真をニュースで見ました。
毒物が川に流れて、アユが大量に死んだというニュースがありました。
など、進行役がそれぞれの発言に返事をし、意見を整理していきます。
5 水を大切に守るにはどうしたらよいか考えよう。
映像5「自分ができること」を視聴
視聴後、進行役が子供たちに発問します。
今日の講座を聞いてみんなの感想を聞かせてください
オンラインの進行役の発問に子供たちが考え、発表します。
〔子供たちの意見〕
多くの人に川に興味をもってもらって、ごみを捨てないようにしていきたいと思います。
これから水のイベントなどに参加して、水のことをもっと学び、水を大切にしようと思いました。
など、進行役がそれぞれの発言に返事をし、意見を整理していきます。
6 ふり返り
「今日の講座で学んだ、生活と水のつながり、水が循環していることをこれからももっと知ってほしいと思います」という進行役のまとめでオンライン講座は終了しました。
本時の授業のふり返りとして、子供たちが発表し、意見共有を行いました。
子供たちのふり返り
- 映像があって見やすかった。水のめぐりがもっとよくなるように自分たちも心がけたい。
- 基本的なことだけど、まだ知らない人が多いから、そういう人たちに広めていかないといけないと思った。
- 水がなくなったらどうなるかと考えたことで、生活に欠かせないものだということがわかった。
- 水のめぐりのことを知って、自分たちの地域の鶴見川のことをもっと発信していきたくなった。
- 水の大切さがよくわかった。自分のためになったし、たくさんの人に知ってもらいたいと思った。
5年2組担任 早川洋一先生の感想
水の循環を考え、新しい視点が増えた
5年2組学級では、総合的な学習の時間で、私たちの地域にある「鶴見川」をテーマに、水質や水生の生きもの、ごみ問題など、1年間をかけて取り組んでいます。「『水はめぐる』オンライン特別講座があるけど、受けてみる?」と子供たちに投げかけると、即座に「受けたい!」という声が返ってきて、総合的な学習の時間の1時間として授業を行いました。
「鶴見川」についていろいろなことを学んできた子供たちに、川だけではなく「水の循環」という基本的なことについてもっと考えてもらいたいと思いました。
この特別講座は、進行役の先生と映像とが交互の構成になっているため、子供たちが飽きることなく、いろいろなことを考えていきました。また担任として、子供の様子を見たり、次はだれに当てるかを考えたりしながら、副担任のような立場で授業に入ることができ、普段の授業ではできないフォローができました。
「水はめぐる」オンライン特別講座を受講した子供たちにとって、新しい視点が増え、今後のよりよい生活づくりに役立つことと思います。
この教材をつくった思い
環境省担当者へのインタビュー
子供たちにとって、今の生活の中で、水道の蛇口をひねればおいしい水を飲めることや、トイレで水を流せば排泄物をきれいに流すことができるなど、当たり前のことかもしれません。そこで、水のめぐりについて、様々な施設や人(ダム、浄水場、下水処理場など)の手が加わり、今の水のめぐりが成り立っていて、自分たちが当たり前だと思っている生活が支えられていることを知ってほしいと思います。
自分たちが、水のめぐりの中で生活しており、水道や下水道など、水のめぐりをとりまく様々な施設(事業)が、日々の自分の生活に関わっていることを認識し、「自分事」として考えるきっかけとなることが重要だと考えています。
そして、自分の日々の生活をふり返り、節水や排水への意識(食器の汚れをそのまま流さないなど)が芽生え、小さなことから自分ができる行動に移すことにつながればよいと思います。この教材を全国の多くの小学校で活用していただければ私たち開発者もうれしく思います。
みんなで考えよう、ぼくたちわたしたちの水はめぐる https://mizuhameguru.jp
取材・文・構成/浅原孝子 撮影/北村瑞斗