6月の先生のお話|雨の日にしたいお話4つ

6月は梅雨入りをします。休み時間、雨の日に教室で過ごす機会も増えることと思います。子供たちに向けた「雨の日の心持ち」を、ポイントを踏まえて紹介します。
目次
Point1 「雨」の概念を捉え直す
最近、雨が多いと思いませんか。6月は雨が多い時期と言われます。これを「梅雨」と言います。
みなさんに一つ聞きたいのですが、
晴れ、曇り、雨、雪、を好きな順に並べてみてください。
晴れ→雪→曇り→雨かなぁ
雪が一番好きかも!
おや、雨が1位の人は少なめですね。
先生は「雨」が大好きですよ。なぜだと思いますか?
水が好きだから?
カエルが好きだから?
先生は、「雨の日の読書」が好きなんです。不思議と落ち着くのです。読書は「心の栄養」。学級文庫や学校図書館にも素敵な本がたくさんありますよ。例えば…
(本を子供たちに見せながら数冊紹介する)
外で遊ぶことが大好きな子は確かに多く、雨の日は気持ちが滅入るのも分かります。しかし、天気はコントロールできるものではありません。できるだけ前向きに、発想の転換を図りたいものです。
雨の日だからできること、出合える本などがきっとあるはずです。雨の日のよさに目を向けてもらいましょう。
▼雨の日の休み時間にサクッと読めるオススメの本
- 『マンガでわかるよのなかのルール』(小学館)
マナーやルール、道徳的なことが4コマ漫画でお手軽に学べます。 - 『斎藤一人絵本集1 こうていペンギンはなぜ生きのこったか!?』(KKロングセラーズ)
同じ境遇でも考え方や言動で生き方が大きく変わることを可愛い二匹のペンギンから学べます。 - 学習漫画伝記シリーズ
先人の努力や感動的な生き方を知ることで、心が強くなります。
Point2 雨にまつわる故事成語を紹介する
昔の人は「晴耕雨読」といって、晴れの日は働いて、雨の日は読書をして立派な人間になろうと考えていました。
ほかにも、「恵みの雨」という言葉を聞いたことはありませんか?
雨の日はこれらの言葉を思い出してみてくださいね。
日本人は農耕民族であり、古来より天気の影響を多大に受けながら生活を送ってきました。そこから生まれたことわざや故事成語は知恵の結晶とも言えます。雨に関する故事成語も多く、
・雨垂れ石を穿つ
・雨降って地固まる
なども、梅雨に教えることで、実感を伴って理解できるでしょう。
また、クラスのみんなで笑い合ったり、少し体を動かしたりしたいときは「プログラミング・ゲーム」がおススメです。子供たちを授業に集中させる導入としてもぴったりのアクティビティです。
「みんなの教育技術」のYouTube動画「プログラミング・ゲーム」