【小四】7月の学級経営を支える先生のお話

連載
学級経営を支える先生のおはなし|小四

愛知県公立小学校教諭

八神進祐

7月は夏休みの背中も見えるためか、どことなくワクワクした雰囲気が教室に漂います。夏休みに突入する前に、子供たちには4月からの成長を自覚させ、生活指導へとつなげるようなやりとりの一例をポイントと共に紹介いたします。

執筆/愛知県公立小学校教諭・八神進祐

Point1 体だけでなく、心の成長にも気付かせる

気が付けば7月ですね。みなさんと出会ってから3か月、約100日がたちました。

もう100日かぁ。

人間、100日あれば変わるものです。みなさんも身長が伸びたり、体重が増加したりするなど体がぐんぐん成長しています。そして目には見えませんが、あるモノも成長しています。
何だと思いますか? 近くの人と相談してみましょう。

えっ、何だろう?

答えは「心」です。
先生は4月からのみんなの成長をしっかり見せてもらいました。当番・係活動では、声をかけ合ってクラスのために働いてくれましたね。給食の用意では、仲間と協力しながらすばやく行えるようになりましたね。勉強でも、みんなで考えたり話し合ったりできました。

それらは「心」が成長したからだと先生は思います。

「心の成長」に目を向けることで、心と体の繋がりを感じながら、4月からの言動の変化を落ち着いた雰囲気でふり返ることができます。黒板に「心」と書いてあげてもいいですね。こうした視覚支援は非常に有効で、子供たちの心に残ります。

Point2 夏休みの生活指導へつなげる

ところで、実はもうすぐ悲しい出来事があるのですが、みなさんは知っていますか?

悲しい出来事……何だろう⁉

それは「夏休み」です!(笑顔)

えー! それって楽しみじゃーん!

いえいえ、毎日のように学校で会っていたみなさんと会えなくなるのは、先生にとってとても悲しいことです。
何より夏休みには「危険」もあるのですよ。

こう話した後に、以下の点を知らせます。

・交通事故、水の事故
・お金の使い方
・夏祭りなどへの参加の仕方 など

危険なことが何なのか予測できれば、それが予防につながります。みなさんが無事に、元気に登校できることを心から願っています。

夏休みを浮かれた気持ちで迎えるのは大変危険です。教師自身が子供の頃に体験したことを話したり、NHK for School「子ども安全リアルストーリー」を視聴したりすれば、より身近な問題として捉えてくれることでしょう。

Point3 夏休み明けの展望をもたせ、1学期の頑張りをねぎらう

ちなみに、先生たちは夏休みも基本的には学校にいます。
なぜでしょう?

お仕事だよね?

でも、何しているのだろう。

2学期は運動会や学習発表会などの学校行事がたくさんあります。その計画や準備をするのです。
先生たちにまかせてください。みなさんは、ばっちり活躍できるよう夏休みにしっかり休んでくださいね。
1学期、本当によく頑張りました。全員100点です!

長い夏休みを通して、「おうちのよさ」に気付くと共に、「学校のよさ」にも気付くかと思います。1学期に頑張ったごほうびとして、充実した夏休みを迎えられるような話をしてあげられるとよいと思います。

八神進祐先生
八神進祐先生

八神進祐(やがみしんすけ)●1988年、愛知県生まれ。愛知教育大学卒業。教育サークルMOVE代表。子どもたちの“ありのまま”を大切にした教育実践に取り組んでいる。
著書『今すぐ真似したくなる教室のひみつ道具図鑑』、教育論文入賞多数、第5回・第7回「全国授業の鉄人コンクール」優秀賞、フォレスタネットグランプリ初代MVP。
YouTubeでは小学館「みんなの教育技術」より、授業力アップ動画を、Twitterでは「だいじょーぶ先生」(@teacher16694123)としてアイデア溢れる教育実践を発信中。

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