日本児童教育振興財団の教育ビデオライブラリーで教師力を磨く
『教育技術』誌上で募集しているコンテスト「実践! わたしの教育記録」の主催をはじめ、学校教育の向上と発展を支援する事業を行っている、一般財団法人 日本児童教育振興財団。その活動のひとつに、教育ビデオの制作・貸し出しがあります。タイトル数も内容も豊富で、現場の先生や教育研究者の授業研究に役立つこと間違いなしです! この夏、教育ドキュメンタリー映画を見て、教師力アップを図りませんか?

目次
70以上にも及ぶ教育の実践映像を観て学ぼう
日本児童教育振興財団が制作した教育ドキュメンタリー映画の数は、現在72本。各教科のすぐれた授業実践や、幼稚園・保育園から中学校まで、幅広い学校種における学校経営など、様々なテーマの教育動画が揃っています。
また、コロナ禍における教育の在り方や学校改革など、年間をかけて教育現場を記録して映画作品として仕上げられたものもあり、見ごたえ十分!
この70数作品の中から、この度、4作品のダイジェスト映像が制作され、その一部がYoutubeで見られるようになりました。今回は、その内容を紹介していきます。
【動画①】木村泰子×西郷孝彦との対話から考えるーー今 求められる「新しい学校のカタチ」(No.72)

2020年10月に岐阜県大垣市で、大阪市立大空小学校の初代校長・木村泰子さんと東京都世田谷区立桜丘中学校の前校長・西郷孝彦さんを迎えて行われた「みんなの未来をつくる会」主催の対談を収録した動画です。
コロナ禍でますます浮き彫りになる教育現場の重大な課題。学校に来られない子供がますます増えている現状。その中で、学校はどのような教育を目指すべきかーー。
子どもたちのための教育とは何かを追究し、学校の危機的状況を大胆な教育観をもって改革を進めてきた二人の元校長先生が、「新しい学校のカタチ」をテーマに、子どもたちが安心して学べる学校教育を参加者とともに考える内容となっています。

当初対面で行われる予定だったところ、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて感染防止対策を徹底。会場の西郷先生とリモートの木村先生を中心に、リアルとオンライン含めて約170名もの教育関係者や保護者も参加するという、コロナ禍ならではのスタイルで開催された本セミナー。 課題意識をもった教育関係者たちの思いが伝わってきます。