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ぬまっち流「給食指導」のポイント|沼田晶弘の「教えて、ぬまっち!」

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沼田晶弘の「教えて、ぬまっち!」
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国立大学法人東京学芸大学附属世田谷小学校教諭

沼田晶弘

「ダンシング掃除」や「勝手に観光大使」など、子供の「自主性」を伸ばし、「やる気」を引き出すユニークな実践が話題のカリスマ教師「ぬまっち」こと、沼田晶弘先生。今回は、「給食指導のポイントを知りたい」という先生の質問にお答えいただきました。

沼田晶弘先生
撮影/下重修

配膳は全員最初は少なめ。チーム戦で残飯ゼロをめざす

給食ではまず、アレルギー対応は必須だよね。

その上で、子供たちに給食を配膳する際には、基本的に最初は全員少なめによそうようにしている。

そして、すべて食べ終えた人からおかわりOKにしている。

ボクは残飯を残したくないと思っているので、子供たちには「給食はチーム戦だ。チーム力で完食しよう」と伝え、食べられる子にはたくさんおかわりをしてもらい、できるだけ残飯ゼロを目指す

実際、最初から少なめなので、極端に食の細い子以外は、ほぼ全員おかわりをしてくれるので助かっている。

また、最初に少なめによそうのは、完食の喜びを味わわせることもねらいの一つ

とくに一年生は好き嫌いが多い子もいるので「残さず食べる」ということはかなり大変なことといっても、無理やり食べさせるのは、どっちも楽しくない。

だから、量は少なめにして、まずは自分の分を完食することを目指す。そして、みんなと同じようにおかわりできたら、たくさんほめて、達成感を味わわせるようにしている

子供の日記を読んでいても、「初めておかわりができました!」という喜びのコメントが書いてあることが多いので、給食もスモールステップが大事だなって感じている。

ルールはみんなで決める。とくに「おかわりルール」は重要

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