オンライン授業でも使える! 小1国語おもしろ学習ゲーム

特集
オンライン授業・ICT活用術まとめました!
関連タグ

今回ご紹介するのは、通常の授業だけでなくオンライン授業にも使える、1年生の国語の学習ゲームです。withコロナで先が見えないのが学校の現状。ふだんの授業でこれらのゲームを取り入れておけば、いざオンライン授業になった時でも学びの継続に役立ちます。

執筆/兵庫県公立小学校教諭・岡 篤

写真AC

はじめに

私はボランティアで、親子国語教室を行っています。しかし、新型コロナウイルスの影響で市民センターでの活動は中止することになりました。

そこで、これを機に、Zoomを使ったオンラインの親子国語教室に挑戦しました。それまで、低学年の子供には、オンラインは効果的ではないと根拠なく思っていました。やってみると、それは単なる食わず嫌いだったということが分かりました。  

本稿では、その経験を基にオンラインでの学習ゲームを考えてみました。

ひらがなあて

ひらがなの一部を隠します。そして、その文字が何かをあてるというゲームです。

これは、ひらがなの部分に着目する学習にもなります。例えば、「ち」の上半分を隠すと「つ」に近い字になります。

その一方で、「も」の 2画目、3画目を隠しても、「し」とは少し違います。

クリックすると別ウィンドウで開きます

こういった部分を意識して捉えることができると、より正しく、美しい字を書くことにもつながります。

しりとり

しりとりをオンラインでする場合は、全員に同じワークシートをメールの添付ファイルなどで配っておき、そこに書き込む形がスムーズです。

また、マスのワークシートを使うことで、 発展的な取り組みとして、最後の1文字につなげるだけでなく、どの文字からつなげてもよいという進め方も可能です。  

普通のしりとりと、マスを使ったしりとり-のワークシート例
クリックすると別ウィンドウで開きます

例えば、「しりとり」から始めるとすると、普通ならば、「り」からだけつなげることになりますが、どの文字からでもよいことにすれば、「し」「り」「と」「り」のどこからでもつなげることが可能になります。

さらに、「し」から「しかく」と続ければ、「か」「く」からもつなげることができます。

ワークシートを使えば、宿題でも可能です。

言葉さがし

光村図書一年の「おむすびころりん」を使って説明をします。

ページを指定して、全員が同じところを開いている状態からスタートします。

「86ページの中から今から言う言葉を探しましょう。言いますよ? 『おじいさん』!」

子供たちは、86ページの中から「おじいさん」を探します。見付けたら、指で押さえて手を挙げることにします。

オンラインの先生「おじいさん」子供「あっ、見つけたよ!おじいさん」

オンラインでは、本当に指示した文字を押さえているかどうかや、挙手の状態が分かりにくいという難しさがありますので、具体的な動きを指示します。1回ごとにその言葉はどこにあるかを指し示して、全員で確認しながら、進めるようにしましょう。

言葉を探すだけでもよいのですが、その後に「おじいさんは、 何をしていましたか?」 「 山の畑を耕していました」などと簡単なやりとりをすることで、読解の基礎的な学習にもつながります。慣れてくれば、範囲を広げてもよいでしょう。  

全員が同じ文章を見ることができれば、教科書でなくても取り組むことが可能です。

まちがいさがし

これは、読書へのアニマシオンの活動では「ダウト」などと呼ばれているものです。

教師が一度、文章を読みます。その後、わざと間違いをつくってもう一度読みます。

対面ならば、間違いに気付いたところで「ダウト」と言わせたいところですが、オンラインでは時間差があるので、難しいかもしれません。

そこで、「いくつ間違いがあったでしょう?」や、「どんな言葉を間違えたでしょう? 」 という問いに変えるとよいでしょう。

オンラインの先生「おばさんがひっぱって…」子供「おばさんじゃなくて、おばあさんだよ。これで間違いは3つだ」

終わりに

オンラインに取り組む際に意識しておいたほうがよいことに、次のようなことがあります。

  • 教材として使う資料やワークシートを事前にメールの添付ファイルなどで一斉に送ることができる。
  • 録画をして後で再利用できる。
  • 参加者が文字を書き込むことができる機能(Zoomでは「ホワイトボード」)がある。

私の場合、ホワイトボードは、参加者がつくった俳句を書き込んで、みんなで鑑賞するという使い方をしました (キーボードを使えない場合は、文字を打ち込むような学習は難しいでしょう)。

私自身、オンラインのメリットもデメリットもまだまだ十分理解しているとは言えません。有力な手立ての一つとして活用していきたいと考えています。

イラスト/高橋正輝

『教育技術小一小二』2020年10月号より

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

授業の工夫の記事一覧

雑誌最新号