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子供に好かれる「人気者の先生」の秘密とは?【動画】

連載
となりの陽子先生:現場で口頭伝承される技をミニ動画でみんなにシェア

東京都公立小学校教諭

佐々木陽子

学校の中で子供たちに人気の先生にはいろいろなタイプがありますが、目立たなくとも子供たちから好かれるタイプの先生もいます。それは一体どんな先生なのでしょう? 佐々木陽子先生が考える「人気者の先生」の本質的な要件についてシェアします。

いろいろなタイプの「人気者の先生」

人気者の先生、学校の中でもよく見かけると思います。
外で子供たちと元気よく遊んでいる先生、授業がわかりやすい先生、ダジャレやギャグが面白い先生⋯と、いろいろな人気者の要素があります。

ですが、今回はそのような「見えるかたち」での人気者の先生ではなく、水面下にある「見えないかたち」での人気者の先生のお話をお伝えしたいと思います。

見えないかたちでの「人気者の先生」

信頼関係から生まれる水面下の「人気者の先生」

「見えないかたち」での人気者の先生についてお話しするにあたり、私の小学校時代の先生について振り返ります。昭和時代ですので、一斉授業、一方的な授業が当たり前でした。普通に授業を受けていて、とてもわかりやすく説明上手な担任の先生でした。

でも、私が当てられることもなかったですし、何か声をかけられることもありませんでした。

特に当てられることもなく声もかけられなかった

そして時は経ち、自分が小学校の先生になったときには、「よし、1日1回は子供たち全員に声をかけるぞ!」とか、おはようございますの挨拶でハイタッチをする、毎日1人ずつ顔を見て笑顔で語りかける、ということを心がけてやってきました。

そんなある日の休み時間、ある女の子に言われたことがあります。

「先生、私、思うんですけど、先生の授業ってよくわかんないんですけど⋯」

先生の授業ってよくわかんないんですけど⋯

⋯⋯これは私が反省しなければならないことですが(汗)、話は続きます。

「よくわかんなくて、私、算数も苦手。でも、先生が好きだから、学習頑張る!」

これは、私のおごりや自慢ではなく、教師としての在り方、教育の根幹となる部分、すなわち本質を見た気がした瞬間のエピソードです。

このとき、「人と人との信頼関係という土台があるから教育は成り立っていく」という本質を見ました。

好きだから

先生との信頼関係と子供の学習意欲

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