教室が笑顔になる2月のラッキーアイテム「夢たまご」
2月は学級解散の3月や次の学年へつなげる大切な月です。今月は、子供たちが残り少ない学級生活や毎日を充実させるための努力や頑張りを継続したくなるアイテムを紹介します。子供たちの頑張りが見える化されるアイテムは向上心を高め、お互いを認め合う心を育み、この時期におすすめです。
目次
2月のラッキーアイテム
「夢たまご」
【作り方】風船に新聞紙と半紙を貼って、卵型の張り子を作ります。乾いてから色を塗り、穴を開けてコルク栓で蓋をすれば完成です。
Point1 みんなの頑張りで夢たまごを育てよう
皆さんは将来の夢や頑張っていることはありますか。これは、皆さんの頑張りを貯めていく「夢たまご」です。皆さんが頑張ったこと・日付・名前を緩衝材カラーコーンに書いて、夢たまごの中に入れていきましょう。1人何個でも、どんなことでもいいですよ。休み時間に書いてくださいね。
こう説明して「夢たまご」を披露します。きっと子どもたちは目を輝かせて注目してくれるはずです。
- リフティング100回
- 犬とランニングをした
- ピアノ練習を30分間
- 習字で4級になった
- 漢字練習を丁寧に書いた!
夢たまごの中がみるみる子供たちの“頑張り”で詰まっていきます。重みが増していくほど、夢や目標に近づいていくのが実感できます。クラスの皆で大事に育てていけたら素敵ですね。
Point2 夢たまごの中身をクラス全員に紹介
時々、夢たまごの中身を出して、頑張りを紹介してあげると効果絶大です。
すごい! 「皿洗いをしました」だそうです。
すごいなあ。やったことないなあ。
誰の“頑張り”ですか。よければ手を挙げてください。
(ある女の子が挙手)
お母さんみたいになりたくて。
素敵ですね。きっとなれますよ。皆さん、〇〇さんに拍手~ ♪
何気ないお手伝いやすでに習慣になっていることでもかまいません。大切なのは目標に向かって行動し続ける姿勢です。3月になったら、みんなの頑張りを祝うお楽しみ会などのパーテイーをしてもいいですね!
八神進祐(やがみしんすけ)●1988年、愛知県生まれ。愛知教育大学卒業。教育サークルMOVE代表。子供たちの“ありのまま”を大切にした教育実践に取り組んでいる。
著書「今すぐ真似したくなる教室のひみつ道具図鑑」、教育論文入賞多数、第5回・第7回「全国授業の鉄人コンクール」優秀賞、フォレスタネットグランプリ初代MVP。
YouTubeでは小学館「みんなの教育技術」より、授業力アップ動画を、Twitterでは「だいじょーぶ先生」(@teacher16694123)としてアイデア溢れる教育実践を発信中。