2学期は学級事務を改善して働き方改革!
新学期が始まると、日々の授業の準備、教材研究、生徒指導、保護者対応、学校行事の準備等と、毎日が慌ただしくなるのが学校現場です。見通しを持って計画的に準備することで、子供と過ごす時間を増やしていきましょう。
執筆/福岡県公立小学校教諭・大嶌裕也

目次
学級事務の仕事内容のいろいろ
情報の更新
- 住所、緊急連絡先など
夏休みの間に、転居や保護者の勤務先の変更などにより、住所や緊急連絡先が変わることがあります。連絡が来たら、すぐに名簿等の更新を行いましょう。

引き継ぎ
- 転出する子供や転入してくる子供に関する情報など
配付物の準備
- 学年便り、学級便り、時間割など
学級備品等の管理
- 画用紙、色画用紙、CD・DVDプレーヤー等


教材、教具の準備
- 学習プリント等
学級会計の処理
- 学級費、教材費、積立金、給食費等の適切な処理
報告文書の処理
- 出欠席・時数月末統計、転入、転出手続き
学級事務は4月に準備作成しておいたものが大半を占めていますが、1学期に準備作成したものをきちんと管理したり、引き継いだりすることが大切です。
事務作業を「見える化」しよう
事務作業の「見える化」とは?
学級事務の仕事といってもいろいろあります。見通しを持って計画的に、そして、確実に処理ができるようにすることが大事です。
そのために確認表などを作成して、「何を」「いつまでに」など作業内容を一覧にしてまとめてみると漏れ落ちないようになります。

重要度や緊急度で分類
重要度や緊急度で事務作業を分類すると、さらに効率的に作業が行えます。
いつでも、子供相手の突発的な事案に対応できるよう、なるべく緊急度の高い仕事を早めに済ませ、重要度の高い仕事に集中して取り組むことができるようにしましょう。

上図のように先々の備えとなる第2領域の仕事を行っていきましょう。先に済ませることで、重要なことに集中する時間をつくることができ、仕事でのミスも少なくすることにつながります。
子供との時間を確保することにもつながるでしょう。