5月の学級通信の作成ポイント【小一】

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学級での様子が伝わり、保護者に安心感を与える学級通信を作成するポイントを解説します。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・阿部美弥

学級の様子が伝わって安心!

一年生は、何事も初めての連続です。学校生活に慣れてきた頃ですが、保護者のなかには、子供が「どんなことをしたのかな」「学習はどこまで進んでいるのかな」「友達と仲よくできているのかな」と不安を抱えている方もいるでしょう。

一年生は学校であった出来事を言葉で詳細に伝えることが難しいので、学校での子供たちの様子を伝えられる学級だよりを発行してみましょう。そうすることで、保護者も様子が分かり、安心感をもつことができます。

学級だよりの例

学級だよりの例

①学級らしさが伝わるタイトルの工夫

タイトルは、その学級らしさを表せるものがよいでしょう。学級目標や合言葉など、子供たちと考えた言葉も適しています。子供が書いた字や絵でタイトルを飾ることもできます。タイトルを見ただけで「楽しそうな学級だな」と思えるような工夫をしたいものです。

②活動の様子は写真で伝える

いきいきと活動している子供たちの写真は、見ただけで活動内容が分かり、保護者も安心するでしょう。また、「生活科でアサガオを観察しているんだよ」「○○さんの誕生日会をしたんだよ」という親子の会話も生まれます。

学級だよりに載せる写真内容の例

  • 授業の様子
  • 給食の様子
  • 六年生や地域の方との交流の様子 など

子供の顔が分かる写真は個人情報のため、保護者の許可を取り、慎重に扱います。また、子供たちの顔が特定できないように写真を撮ることも必要です。

③子供の作品を写真で紹介する

授業で取り組んだ作品などを載せると、どんな学習をしたのかが見て伝わります。

紹介する子供に偏りがないように、今後の学級だよりで全員を順番に載せる配慮をするとよいでしょう。

④ 授業の内容やねらいが分かるような教師のコメントを載せる

載せた写真には、説明の文章を載せます。活動内容の詳細や、活動のねらいなどを載せることにより、教師の意図が保護者にしっかりと伝わります。活動の最中にあった心温まるエピソードなどを載せるのも、子供たちと一緒に過ごしている 担任ならではのものでおすすめです。

⑤ 準備物のお願いはイラスト付きで分かりやすく

学習で使う用具の準備は、子供たちの連絡帳だけではなかなか伝わりにくいものです。学級だよりにイラスト付きで載せることで、保護者に準備物を分かりやすく伝えるようにします。イラストには、大きさや色、形、個数なども記載するとよりていねいです。

『教育技術 小一小二』2020年4/5月号より

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