朝の会・帰りの会・日直を自発的な活動にするポイント

一人ひとりが自分たちの学級をよりよくしていこうと考えることを大切にした朝の会・帰りの会・日直の活動のポイントについて解説します。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・西田あすか

朝の会・帰りの会・日直の活動のポイント

気付きや経験を大切にした毎日の仕事

入学後は、各学校の指導計画を通して、子供たちが経験してきたことを生かした活動に取り組んでいきましょう。学校生活に慣れてきたら、はじめの1か月をふり返る時間を取りましょう。

そして、子供の思いを大切にしながら、朝の会や帰りの会の内容を決めていきます。朝の会や帰りの会では、自発的な活動を大切にしていきます。例えば、「みんなに伝えたいことがあるよ」という意見が出た「みんなからのお知らせ」を内容に加えていくとよいでしょう。一人ひとりが自分たちの学級をよりよくしていこうと考えることを大切にします。

あいさつや返事のしかたなどは、朝の会や帰りの会に限らず、学校生活全般にも関わってくることです。年間を通して継続して指導ができるようにします。二年生では、一年生での経験を生かして、さらに創意工夫した内容にしていきましょう。

大きな声で返事をしよう

朝の健康観察で「聞く態度」を育てる

健康観察では、一人ひとり呼名をされたら、自分の健康状態を伝えることと同時に、友達の話を聞く態度を育てたいものです。また、慣れてきたら、お題を設定して一言加えたり、子供同士で相互指名を行ったりなどの工夫をしていくと、互いのことを知る時間にもなります。

最後は、全員で担任の教師の名前を呼び、健康観察を習慣化するのもよいでしょう。

帰りの会で子供のがんばりに価値付けをする

「先生の話」では、その日の子供たちのがんばりを紹介し、価値付けしたり、学級の課題を全員で共有したりします。そうすることで、次の日からの目標が明確になり、学級の意識も高まります。そのためにも、日頃から教師が一人ひとりの子供の様子を把握しておきましょう。また、ある程度の期間で全員の名前が上がるように、配慮することも大切です。

日直の活動で意欲を高める

日直の活動は、当番活動の一つだと考えられます。全員が輪番制で担当していきましょう。隣の席の子やグループなど、学級の実態に合わせて、協力してできるように指導します。

そのためには、活動の内容を全員が理解し、やり忘れがないように、教師の声かけが必要な場合もあります。入学当初は、担任が見本を見せたり、一緒に行ったりしますが、だんだんと自分たちで行えるようになるでしょう。進んで活動ができたときには、そのことを価値付けしたり、学級全員で共有したりしながら、日直を通して子供たちを育てていきます。

自発的な活動が、他の当番活動や係活動にも生かされるでしょう。

活動内容を視覚的に分かりやすくする
日直の活動に責任をもって、さらに、楽しみながら行えるようにするためにも、内容を見える形にして掲示するとよいでしょう。終わったら1枚ずつ札を裏返し、活動がすべて終わったら一つの絵が完成するなどの実践をするのもよいでしょう。教師が声をかけなくても、子供同士で声をかけ合えるようになっていきます。

イラスト/佐藤雅枝

『教育技術 小一小二』2020年4/5月号より

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