小2国語「おもちゃの作り方」指導アイデア

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教材名:「おもちゃの作り方」(光村図書 二年下)

指導事項:Bイ
言語活動:ア

執筆/茨城県公立小学校教諭・大友亜紀子
編集委員/文部科学省教科調査官・菊池英慈、茨城県公立小学校校長・橋本浩志

小2国語「せつめいのしかたに気をつけよう」指導アイデアのイメージイラスト

単元で付けたい資質・能力

①身に付けたい資質・能力

「おもちゃの作り方」では、これまでに学習した説明の工夫を使って、分かりやすい文章を書くことを学習します。一見、どの子どもも興味をもって意欲的に活動することができそうですが、「作業の手順を書く」という活動は、簡単なようでとても難しいことに気付きます。

順序を表す言葉を使って書くことに加え、作業を説明する言い方、「何を」「どうする」という文型をしっかりと繰り返しながら身に付けていきたいものです。そのためにも、誰に、何のために書くのか、という相手意識、目的意識をしっかりともって活動を進めることが大切です。

②言語活動とその特徴

本単元では、低学年の目標である「順序」を捉えるための言葉を使えるようにしていきます。はじめに、前時までに学習した教材から、文章全体の構成を捉えて見通しがもてるようにします。

次に「何を」「どうする」の呼応関係を押さえて、「はじめ・中・おわり」の「中」の部分に四つ程度の柱を立てます。そして、「くま手チャート」を使って、分かりやすく伝えるための工夫を加えながら、作り方をまとめていくことを言語活動として位置付けます。

単元の展開(6時間扱い)

主な学習活動

第一次(1時)

①これまでに作ったことのあるおもちゃを話題にし、一年生から生活科で作るために教えてほしいと頼まれたことを伝え、相手意識、目的意識をもつ。

【学習課題】
「せつめいのしかた」をくふうして、一年生に分かりやすい「おもちゃの作り方」を書こう。

第二次(2~5時)

②作り方を説明するおもちゃを決め、「何を」「どうする」の文型で簡単にまとめる。
→アイデア1 主体的な学び

③これまでの学習を振り返り、分かりやすい説明の仕方を確かめる。

④「くま手チャート」を使い、それぞれの手順を詳しくする。
→アイデア2 深い学び

⑤ひとまとまりの説明の文章にする。

第三次(6時)

⑥友達の書いた説明する文章を読み合い、自分にない友達のよい説明の仕方に気付く。
→アイデア3 対話的な学び

アイデア1 「何を」「どうする」を書く

主体的な学び

まずは「説明したい」という意欲を大切に、「何を」「どうする」の文型で大まかに柱だけを書いてしまいます。その際、選ぶおもちゃとして、自分の好きなものや、興味のあるものを選びがちです。

手順が複雑なものはやめて、ここでは作り方の手順が四つくらいで書ける物に精選しましょう。伝える相手を再度確認することで、説明するおもちゃの選び方も変わります。

▼「ブンブンごまの作り方」四つの大きな柱

「ブンブンごまの作り方」四つの大きな柱
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ほかにやることはあるかな? 作る順番はこれでいいかな?

一年生に教えてあげるので、手順が四つくらいまでのおもちゃにしましょう。

アイデア2 「くま手チャート」を書く

深い学び

教科書の「しかけカードの作り方」や「けん玉の作り方」から、分かりやすい説明にするための工夫を押さえておき、ここでは実際に自分でもそれを使うことができるようにします。

▼分かりやすくする工夫

分かりやすくする工夫
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「はじめ・中・おわり」の組み立ての「中」に「四つの大きな柱」を位置付け、さらに「くま手チャート」にして分かりやすくする工夫を加えます。

▼「くま手チャート」の例 ~ブンブンごまの作り方~

「くま手チャート」の例 ~ブンブンごまの作り方~
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ぶんぶんごま

アイデア3 友達と読み合う

対話的な学び

友達とでき上がった「おもちゃの作り方」を読み合います。自分で書いたときに、どう言ったらよいか分からなかった言い方を見付けたり、分かりやすく工夫された文を見付けたりすることで、さらに自分の説明をよいものにしたいという思いをもつことができるでしょう。

こう言えば分かりやすいな。

紙は紙でも、どんな紙か説明したほうがいいね。

はじめに、四つの大きな柱を立てて、大まかな手順を押さえてあれば、どの子どもも、基本的な作り方は押さえられていることになり、文章を完成させる達成感を味わうことができます。
書くことが苦手な子どもには、特に順序を考えながら、「何を」「どうする」の文型をしっかりと押さえることができるよう支援することが大切です。

イラスト/やひろきよみ 横井智美

『教育技術 小一小二』2019年11月号より

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