YouTubeに学ぶ!新時代の授業術④テロップ効果編
最近Youtubeを見る機会が増えていませんか?それは子供たちも同じです。だからこそ、学校の授業にもYouTubeから学び活かせることがたくさんあります。教育技術本誌でもおなじみのトモ先生こと髙橋朋彦先生が、YouTube時代の子供たちに合わせた授業術をシリーズで紹介しています。今回は「テロップ(視覚情報)」の工夫についてです!
目次
視覚情報で訴える「テロップ」
前回に引き続き、YouTubeから学んだ「子供を引き付けるちょっとした工夫」について共有していきたいと思います。
今回は、「視覚情報でも訴える」です。
YouTubeにはテロップがありますよね!?
これが、視覚と聴覚の両方に訴えられて子供の理解につながるのでは、と思っています。
例えば⋯
(音声+テロップの効果を動画でぜひご覧ください!)
こうすると、視覚と聴覚の両方に訴えるのでわかりやすいですよね!
とは言っても、教師の話にテロップを入れるのって不可能ですよね!?
なので、テロップがなくてもできる簡単な方法を3つのステップで紹介します!
1. 画用紙の短冊を用意しておく
1つ目のステップは、「画用紙の短冊を用意しておく」です。
まず、画用紙を切って教室に置いておきます。
これで、いつでもこの画用紙を使える状態にしておきます。
2. 覚えてほしいことや、してほしいことを書く
2つ目のステップは、「覚えてほしいことや、してほしいことを書く」です。
こちらは、あらかじめ用意しておいてもよいですし、「ちょっと待ってね」と言って、あえて子供の前で書く、というのもよいと思います。
3. 話しているときに使う
3つ目のステップは、「話しているときに使う」です。
こちらは、前回ご紹介した教師の「効果音」と併せて使ってもよいと思います。
例えばですが⋯
「それではみなさん、三角形の面積を求める公式です。」と言って⋯
「(効果音)⋯バッ!! 底辺×高さ÷2」
(動画で見てみてください!)
どうですか!? 視覚と聴覚の両方に効きますよね。
他にも、たとえば⋯
「それではみなさん、三角形の面積を求める公式です。」と言ってから、一瞬だけ画用紙に書いた公式を見せて隠します。
(ササッ!)
そして⋯
「何て書いてあった!?」
このようにクイズ形式にするのも効果的ですよね!
その後に、この公式を書いた画用紙を黒板に貼っておき、常に振り返られる状況を作ってもよいですね。
聴覚・視覚の両方に訴えると効果的!
今回は、聴覚情報だけでなく、視覚情報も使って訴えるのはとても効果的だな、と思っていたので、みなさんと共有させていただきました。
それでは、みなさんの学級が素敵な一年になることを願っています!
バイバイ!
【関連記事】トモ先生の前回の記事もチェック!⇒YouTubeに学ぶ!新時代の授業術③効果音編
髙橋朋彦●1983年千葉県生まれ。第55回わたしの教育記録特別賞を受賞。教育サークル「スイッチオン」「バラスーシ研究会」に所属。共著に『授業の腕をあげるちょこっとスキル』『学級づくりに自信がもてるちょこっとスキル』(共に、明治図書出版)がある。算数と学級経営を中心に研究中。
Twitterアカウントは @tomotomoteacher https://twitter.com/tomotomoteacher
トモ先生のインスタ https://www.instagram.com/tomotomotea/
トモ先生のnote https://note.com/tomotomo777