【家での過ごし方提案】かんたんラテアートで科学しよう!
元小学校教師で「ひらめきクッキング教室」を主宰する吉岡洋子さんが、親子で楽しみながらできる「ココアラテアート」の作り方と、科学ポイントを教えてくれました。料理には、科学的な要素がたくさん含まれているのです。
監修/(株)クック・エデュケーション代表 吉岡洋子
お子様が料理をするときは、保護者の方がつきそって安全に配慮して行ってください。
目次
おうちでカフェ気分! ラテアート
「ラテアート」は、泡立てる牛乳の温度がポイントです。コツをつかめば子供でも簡単にできます!
材料と道具
- 牛乳
- ココア
- 竹ぐし または つまようじ
- ミルク泡立て器
作り方
- 牛乳70ミリリットルを電子レンジ500ワットで40秒温める。
- 牛乳をミルク泡立て器で泡立てる。
- カップに3分の1ほどココアを入れる。別の器に残ったココアをとっておく。
- 泡立てた牛乳をスプーンですくい、カップに入れてよく混ぜる。
- スプーンで泡をもう一度すくい、顔や耳などの形になるように、ココアの上にそっと落とす。
- 竹ぐしの先に別の器にとっておいたココアをつけ、泡の上に目、鼻、口を描いてできあがり!
動画で見る「ココアラテアートの作り方」
学習ポイント(おうちの方へ)
・牛乳は70度がベスト
70度に温めた牛乳は攪拌しやすく泡立ちやすいです。また、この温度が一番おいしいとされていて、バリスタの大会ではこの温度が重要と言われています。
温度計で牛乳の温度を計って、作ってみましょう。
・牛乳の白い色のヒミツ
牛乳に多く含まれるタンパク質や脂肪が、色に関係しています。このふたつの栄養素は牛乳の中に微粒子として存在しており、光を乱反射します。光が乱反射することで白く見えるのです(雲が白いのと同じ理由です)。
・牛乳は栄養たっぷり!
牛乳はおもに、タンパク質、脂肪、炭水化物、無機質、水分などからできています。また、少量ですがビタミンも入っています。
タンパク質には、10種類ある大切なアミノ酸がすべて含まれています。その上、牛乳は非常に消化のいい食品で、吸収もよく、栄養をとるにはとても都合のいい食品です。
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