【入学式の教員ファッション】男女ユニセックス486人アンケート調査
卒業式や入学式での服装は何が正解でNGなのか、マニュアルがあるわけでもなく悩む先生方も多いのではないでしょうか。そこで「みんなの教育技術」では、全国の先生方に「式典ファッションアンケート」を実施。好感度を上げるスタイル、実用性も備えたアイテム選び、やってしまった失敗例……などなど、先生方のリアルな声をお伝えします!

対象:全国の男女教職員
期間:2024年12月下旬~2025年1月中旬
方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:486人(女性360人/男性120人/性別無回答6人)
目次
新1年生担任はどのようなファッションで入学式に臨まれましたか?
●1年生が緊張しないように、優しく見えるアイボリーやベージュの色のスーツ(ワンピース)にしました。ツイード生地です。靴はヒールではなく、フラットシューズを(40代女性)
●クラスごとにイメージカラーがあったので、2組カラーの水色を取り入れたワンピーススーツにしました(40代女性)
●明るいグレーのノーカラージャケット、インナーは白のレース素材のブラウス、スカートも黒のレース素材。上下白やピンクのセットスーツは持ち合わせていないので、明るめの雰囲気になるようにした(30代女性)
●淡いピンク色のスーツ。ベージュのパンプスで、春らしさを考慮した(50代女性)
●ひらひらした水色のワンピースに、ミモザのコサージュをつけ春らしく優しい感じ。写真撮影があるので、スカート丈は長め。靴は、歩いたときにコツコツ音がしないもの(ヒールがウェッジソール)で小さい子を追いかけるなど対応できるよう安定感のある靴(50代女性)
●卒業式より少し明るい色合いのスーツを選びました。卒業式は黒タイツでもいいかなと思いましたが、入学式はベージュ色のストッキングを履きました(30代女性)
●ベージュのスーツ。スカートは長めのフレアタイプで、子どもたちが緊張しないように、キラキラしたものもつけないようにしました。靴は黒のプレーンパンプス(50代女性)
●ベージュのノーカラージャケット(購入)に、同色のプリーツロングスカート(購入)、白いボウタイシャツ、白いパンプス、シンプルなパールイヤリング。やわらかく見えるような色とデザインで、きちんと見えてなおかつ着まわせるもの(50代女性)
●紺色のワンピースに白と銀糸のジャケットのセットアップ。ベージュのパンプス。ネックレスなどいらないようなデザインにします。式のあと教室で子どもたちと過ごす時間があるので、身体をかがめやすいデザインかチェックしています。管理職と1年担任には、生花のコサージュを用意される学校がほとんどです。買い替える時は地元のお店は避けます。保護者とかぶったら嫌なので(60代女性)
●淡い色の、柔らかく見えるワンピースにジャケット。胸元にクラスカラーのコサージュを着けました(40代女性)
●淡いピンクのワンピース×ジャケットのスーツを着用しましたが、年齢的にも今回が最後だと思いました。次回、1年生担任として入学式に出席する機会があれば、ベージュ系のパンツスーツまたはロングスカートタイプのワンピーススーツを用意したい(30代女性)
●上下白のジャケットとワンピース、ベージュの靴。パールのネックレスとイヤリング。年齢が若いこともあり、華やかな感じになるようにと管理職から言われました(20代女性)
●ネイビーまたは黒のスーツ。白のワイシャツにカフスボタン、桜をイメージして赤や桃色系のネクタイ、靴は黒のストレートチップ(40代男性)
●パイピングの入ったスーツ。柔らかい雰囲気の丸襟のワイシャツとピンクのネクタイ(50代男性)
●礼服という服装の制限が職場よりあり。黒のビジネスシューズ。ネクタイも式に合わせる(30代男性)
●礼服、銀色ベスト、革靴、白タイ(20代男性)
●新1年生の担任のときは,薄いグレーのスーツに明るい色のネクタイをします(50代男性)
●明るいグレーのスーツ。早く顔を覚えていただくように、前髪を上げて臨みました。とにかく爽やかなイメージで(50代男性)
●礼服、革靴みたいなスニーカー。なんかあったら走れるように(50代男性)
●1年生なのでバッジ等にキャラクターものをつけてあげたりして、明るい親しみやすい雰囲気を出せるようにしました。子どもたちも少しそれで和んだようです。スーツは礼服です(30代男性)
●スーツ。シャツの色をさくら色にした(50代男性)
●基本的には卒業式と変わらない感じでしたね。男性はあまり変わらないような気がします。清潔感を大切に。レースアップシューズ、ネクタイとチーフは色を合わせることも意識しました(40代男性)
●生徒より目立たず、ただキリッとかっこよく(靴はきれいにシャツはシワなく)挑みました(30代男性)
●紺のスーツとピンクのネクタイです。ネクタイピンはスワロフスキーの飾りが付いたものです。とにかく明るいイメージをもってもらえるように気を付けました(30代男性)
大勢の人たちに囲まれる入学式は、新1年生にとっては不安もいっぱい。そんな子どもたちの緊張を和らげるよう、やさしい色合いのスーツや小物選びをしている先生方が多いようです。このほか、春らしさやクラスカラーを取り入れたコーディネートを意識している方も。また、「体育館での式でしたので、靴裏にはゴムを貼りました(50代女性)」など、ヒール音対策や子どもたちの不測の事態に備えた靴選びをしている方も多くいました。
入学式のファッションにかかった金額は?
入学式の衣装にかかった費用は全体で1~2万円代が多いということが分かりました。「パールは本物なので20万。それ以外は合わせて2万円いかないくらい」(30代女性)、「スーツはもともと持っていたもの。ネクタイはそれ用のいただき物です」(40代男性)、「卒業式と同じ」(60代男性)と、手持ちのスーツを活用する方も。卒業式はダークカラーのスーツが多いのに対して、入学式は明るめのやわらかな雰囲気で子どもたちを迎える新1年生担任の方が多いようです。