みなさんの周りに、こんな景色はありませんか? 教室の「当たり前」を考え直してみましょう
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教育現場において、教員は日々、何の戸惑いや疑いもなく「当たり前」として実践している行為や環境づくりがあります。この現象を筆者は、「学校に存在する特有の磁場」と称してみようと思います。そこに立ち入ると、誰もがあっという間に「当たり前」のこととして影響を受けてしまうのです。具体例を交えながら、この「特有の磁場」を紹介していきますが、読者の皆さまの多くが幼少の頃から経験してきたことでもあるでしょう。多くの教員がこれらを「当たり前の風景」として受け入れ、日々の学級経営や生徒指導に欠かせないものとして扱ってきました。しかしながら、改めて問われると明確に理由を説明できないこれらの「当たり前」の実践が、本当に現代の教育環境や子どもたちのニーズに合っているのか、再考する時期に差し掛かっているのではないでしょうか。
【連載】学校の「当たり前」を問い直す のびのび教員論 #1
執筆/神戸市立小学校教諭 森脇正博