第1話「退職届」からの……| 連載マンガ「闘う!教育委員会」
教育委員会事務局のがんばりを、まず先生方に、そして、世間に知ってもらいたいーー小さな地方都市で教育委員会事務局を経験し、現在公立小学校で校長を務める原案者の番場美雅朗(ばんば・びがろう)氏のそんな思いから生まれたのがこのマンガ『闘う!教育委員会』です。番場氏の実体験から生まれたアイデアを、『小学館版学習まんが 少年少女 日本の歴史』シリーズなどで活躍する森本一樹氏がユーモラスなマンガで表現。
「教育委員会っていったい何をしているところなの?」という、素朴な疑問に楽しく答えていきます!
登場人物紹介
海原千里(うなばら・ちさと)…このマンガの主人公。30歳。小さな市の公立小学校で働く、同僚や子供からの信頼も厚い中堅教師。ふだんは常識人のようにふるまっているが、挑発されると受けて立たなくては気がすまないタイプ。プロレスラー「ブル様」の大ファン。
第1話 「退職届」からの……
教育委員会だって、頑張っているんだぜ!
ー原案者・番場美雅朗氏より解説ー
みなさんは教育委員会に、どんな印象を持っていますか?
「年に1回、授業を見に来て、偉そうなことを言って帰っていく。現場や子どものこと、よく知らないくせに…」
「〇月〇日まで報告書を提出してください・・・と、目の前の子どもたちと直接関係の無さそうな仕事を増やしてくる。ただでさえ時間が無くて忙しいのに…」
概ねこんな感じではないでしょうか?
あまりいい印象は出てこないと思います。私も若い頃はそうでしたから。
でも、実際の教育委員会事務局に勤務することになって認識が変わりました。
私が思っていた以上に、子どもたちのために多種多様な仕事を行っていました。そんな教育委員会事務局のがんばりを、まず先生方に、そして、世間に知ってもらいたいと思いました。それが、この漫画の原案を思いついたきっかけです。
先生方にとって、教育員会事務局の仕事を知ることは、現場の実践を行う上で、必ずプラスになります。ぜひ楽しんでくださいね。
監修・解説/番場美雅朗●ばんば・びがろう。小さな地方都市の教育委員会事務局で数年務め、現在は公立小学校校長。プロレス好き。
マンガ/森本一樹●もりもと・かずき。漫画家。広島県出身。小学館新人コミック大賞青年部門で入選後、デビュー。主な作品に、『小学館版学習まんが 少年少女 日本の歴史』シリーズ、『漫画でわかる平成の30年』など。