<小1、小2、小3、小4、小5、小6>夏休み前 みんな楽しくしよう 子供の心と体を育てる 「折々のレク&ゲーム」⑳

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子供の心と体を育てる「折々のレク&ゲーム」
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<動画>子供の心と体を育てる「折々のレク&ゲーム」

今回のテーマは小1から小6まで楽しめる「夏休み前 みんな楽しくしよう」レク&ゲーム。1学期が終了する前に、「1学期、みんなでがんばったね」「クラスのみんなが仲良くなったね」といったことが実感できるレクを紹介します。クラスがまとまり、子供たちが学校に行きたくなる「レク&ゲーム」の連載20回目。レク&ゲームは動画で分かりやすくなっています。

監修/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一(THE体育代表)、アップ研究会
授業者/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一

レク1 ラインdeハイタッチ

ねらい
ゲーム性の中に、短時間で多くの人と触れ合う。

用意するもの
なし

進め方
 体育館の床のラインの上だけを歩きながら、出会った20人の友達とハイタッチして歩きます。
 1人が20人とハイタッチできたら終了。

<活動の動画はこちら>

<ポイント&留意点>
用具も道具も必要なく、体育館のラインを活用した、導入に向いた遊びです。手軽に多くの友達と触れ合う機会を意図的につくっています。子供たちが一斉に動くので、最初は歩いて、慣れてきたら走るようにするなど段階を追うようにすると安全です。1つの場所にこだわったり、ラインを歩くことをいやがったりする子供がいるときには、「先生といっしょにラインを歩こう」と言うなど支援が必要になります。子供それぞれが多くの子供とかかわることがポイントになるレクです。

レク2 9マス鬼

ねらい
小グループでスペースを取らず、偶然性や作戦を楽しめる鬼ごっこ。

用意するもの
フープ 9×グループ数

進め方
 床に9つのマスを作ってマスを移動しながら鬼ごっこをします。9人のグループ(人数はもっと少なくてもOK)に分かれます。
 体育館の床にフープを3×3(9マス)になるように置きます。
 グループ内で鬼役を決めます。
 9マスに1人ずつ入るように立ちます。
 グループのみんなで「せーの、1、2、3」のかけ声をかけて、「3」のタイミングで全員が必ず1マスを両足ジャンプして移動します。移動できるマスは、縦、横、斜め。
 鬼と同じマスに入ったら、抜けていきます。
 移動を10回行って、生き残った人が勝ち。

<活動の動画はこちら>

<ポイント&留意点>
このレクは同時にジャンプして移動することが大事です。今回はワクとしてフープを活用したのですが、低学年ではフープのふちに足を置き、足を痛めることも考えられますので、可能ならフラットなものを使うようにします。運動場なら地面に書いてもよいでしょう。ジャンプしたときに子供同士がぶつからないように注意が必要です。鬼は順次交代するように伝えます。今回は9人で9マスを使ったのですが、空いたマスがあってもよいと思います。片足ジャンプ、同じマスにとどまってもよい、マスを増やすなど、いろいろな工夫ができます。「どのようにしたら楽しくなるだろう」と子供たちと相談しながらルールを決めていくと子供の主体性につながります。

取材・文・撮影・構成/浅原孝子 

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