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筑波大学附属大塚特別支援学校教諭が教える「すごい道具」

2019/12/25

特別支援教育コーディネーターとして幼稚園や小・中学校を15年以上巡回し、1万以上のクラスを見てきた筑波大学附属大塚特別支援学校教諭 地域支援部長 安部博志先生が、通常学級でもルールの遵守や相互理解を促したい時に使える、おすすめアイテムを紹介してくれました!

楽しくルールを守って、先生も子供もハッピー!
“メッセージ団扇(うちわ)”

学級ルールが守れるようになる「メッセージ団扇」

子供たちが「自分の目で見て・頭で判断して・行動する」力を育むために、メッセージ団扇を活用しています。

「教室が静かにならない時」や「注目を集めたい時」など、教師がメッセージ団扇をそっと出します。子供たちには、団扇のメッセージに気付いたら、気付いていない子にサインで教えるというルールを前もって指示しておきます。全員の子供がメッセージ通りに行動できるまで、教師は指で時間をカウントします。子供たちに指示が行き渡ったら、「今日は9秒でできたね!」などと、ほめて幕を引きます。教師もイライラすることなく、子供も楽しく指示を守ることができます。

メッセージ団扇の表裏の例
わかりやすいメッセージ団扇。

材料・・・不要になった団扇
作り方・・・表面にメッセージ、裏面にメッセージを表すイラストの紙を、形に沿って切って貼る。

【関連記事】他にも「先生のヒミツ道具」がいっぱい→子どもを知的に刺激する!【先生のヒミツ道具】

他者理解も、自己理解も深まる!
“トーキングゲーム”

自己理解・他者理解が深まる「トーキングゲーム」

少しのすきま時間でも楽しめるカードゲームです。子供は順番にカードを引いて、書かれている質問に一人ずつ答えます。例えば、「カレーライスとラーメン、どっちが好き?」とか、「夢が1つかなうとしたら、何をお願いする?」などの簡単なものから、ちょっと面白いものまで質問は様々です。

誰かが話している時には、途中で口を挟まずに『静かに聞く』のがルールです。どうしても答えたくない時には、パスカードを出すことができます。子供は、友達がしっかり聞いてくれるという安心感があって初めて、自分のことを素直に話すことができます。心地よいコミュニケーションを通して、他者理解と自己理解が深まります。

「トーキングゲーム」 購入先
個人の場合 トビラコ(tobirako) 2,750円(税込)
学校の場合 内田洋行の教育用品通販サイト「UCHIDAS(ウチダス)」 2,750円(税込)


教えてくれたのは・・・

筑波大学附属大塚特別支援学校教諭
地域支援部長 安部博志先生
特別支援教育コーディネーターとして幼稚園や小・中学校を15年以上巡回し、1万以上のクラスを見る。子供の自尊感情を高めるための教材や教具を多く開発。著書『発達障害の子のための すごい道具』(小学館)など。


撮影/田中麻以  文/ルル

『教育技術』2018年11月号より

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