【相談募集中】「せえの」という言葉を使ったら、先輩教師に人格否定されました
40代教諭が職場で「せえの」という言葉を使ったら、「下品な言葉だ。人格を疑う」と先輩教師に言われてしまったそうです。それに納得がいかず「みん教相談室」へ相談が寄せられました。これに回答してくれたのは教育アドバイザー・多賀一郎先生。その内容をシェアします。
目次
Q. 「せえの」は使ってはいけない言葉なのでしょうか?
「『せえの』は、下品な言葉で、テレビのバラエティ番組の用語だ。教育現場にふさわしくない。平気で使っている先生の感覚を疑う」と、先輩教師に言われました。なぜだめなのか理由が分からないので聞くと、「そんなことを聞くなんて、人格を疑う」 と返されました。
自分の人格まで否定されるぐらいのことなのでしょうか。ちゃんと理由が分かり、子どもたちにとってよくないのであれば、私も変えようと思うのですが、理由が分かりません。
「せえの」は、教師が使ってはいけない言葉なのですか。納得のいく説明がほしいです。教えてください。よろしくお願いします。
(N先生・40代女性)
A. 「せえの」は誰もが普通に使う言葉です。気にすることはありません
二つの視点から回答しましょう。
まず、「せえの」が下品でテレビのバラエティ番組の用語だというのは、その先生の感覚であって、僕と僕の周囲の人たちも、普通に使っている言葉です。
その方の地元ではそれが下品な言葉だと認識されているのでしょうかね。理解できませんが、気にすることはないと思います。
次に、「そんなことを聞くなんて、人格を疑う」という言葉ですが、百歩譲ってあなたの問いかけがおかしかったとしても、「人格を疑う」まで言われる筋合いはありません。
この方は、あなたを否定したいだけなのでしょう。嫌な気持ちにさせたいのでしょう。あなたが気分悪くなったのは分かりますが、落ち込んだり、考え込んだりするだけ、相手の思う壺になることです。
こういう言葉を平気で使う方は、きっと子どもたちにもそういうことをおっしゃるのでしょうね。
だから、気にしないのが一番です。
とは言うものの、もやもやした嫌な気持ちが消せないから、「みん教相談室」に相談されたのでしょう。嫌な気持ちが起こるのは、自然なことです。その方を見かけたときに、心の中で「うっせいんじゃ!」とかつぶやいたら、案外気持ちがすっとするものですよ。もちろん、口に出さないように気をつけてください。
みん教相談室では、現場をよく知る教育技術協力者の先生や、各部門の専門家の方が、教育現場で日々奮闘する相談者様のお悩みに答えてくれています。ぜひ、お気軽にご相談ください。