【LINEオプチャ交流中!課題9】「6年生を送る会」に正解を出す!7つのチェックリスト

連載
★毎月25日更新★ 自分もまわりも笑顔にする! 中堅教師のリフレクションタイム

岩手県公立小学校教諭

古舘良純
「自分さえ頑張れば」「あの子さえこうならば」から解放された時、なりたかった自分に出会えるはずです!

今回のテーマは、忙しい学年末にある集会型の定番行事<6年生を送る会>
古舘先生が実際に今年提案したできたてホヤホヤの企画案を紹介しつつ、リフレクションから発想する行事の企画立案の方法について、教えてもらいます。 記事末には古舘先生や読者の先生と課題の取組をシェアできるLINEオープンチャットのリンクもついています。ぜひご参加ください。(100円の有料記事です)

執筆/岩手県公立小学校教諭・古舘良純

過去の6送会で感じたことをふり返る

この連載では、「自分もまわりも笑顔になる」ことを目的とし、同世代の中堅教師を中心に、多くの先生方と「自身の学級や働き方を見つめ直す時間」を共有したいと考えています。よろしくお願いします。

冬休みが明けて3週間が経とうとしています。先生方いかがお過ごしでしょうか。
私の初任者指導の先生は、「行く一月・逃げる二月・去る三月」という比喩を使って3学期の時の短さを教えてくださいました。それほど時間がない、過ぎ去る感覚が強い学期が3学期だと捉えています。
そんな一月も、あと1週間で「行って」しまいます。
特に、岩手県の始業式は関東地方に比べて10日ほど遅いスタートになり、ほぼないと言っても過言ではありません。

私は現在、5年生の担任をしていますが、この時期は「6年生を送る会」の提案があります。多くの学校でも実施するのではないでしょうか。
そして、もしかしたら体育館に集まって行う「集会型」の会が復活する学校も多いかもしれません。
これは、私の個人的な話になりますが、この5年生を担任するまで7年連続6年生の担任をしてきました。7年連続「送られる側」だったのです。
考えることがいろいろとありました。例えば、

会の目的は何か
会の催し方はどうか
学年への負担はどうか
送られるだけのことをしてきただろうか
顔も名前もわからない関係が多数
取組期間が長い
子ども主体という名の予定調和
「6送会ありき」で進む違和感

などです。
そこで今回は、こうした過去を踏まえ、6年生を送る会に対する取組について想起していただきながら振り返り、取り組み方について考えていきたいと思います。
今年度提案した本校の内容も含めて紹介していきます。よろしくお願いします。

古舘が実際に提案した具体例を紹介

まず、本校で提案した「6年生を送る会」の概略についてご紹介します。

1 ねらい
 本校の一員としての自覚をもち、協力したり交流したりすることにより、より良い集団生活にしようとする自発的・自治的な態度を育む。
 1〜5年生は、取組をとおして卒業生への感謝や応援の気持ちを伝える。
 6年生は、中学校へ進学する喜びをもつと共に、下級生への感謝や希望の思いをもつ。
2 テーマ とどけ! 感謝の気持ち! ~支えてくれてありがとう! 最高の笑顔6年生!~
3 組織 「実行委員会」5年生13名・4年生3名
4 会場 体育館
5 日程
 4週前……議案書作成
 3週前……臨時代表委員会(提案)
 2週前……各学年の取組
 1週前……全校発表の練習
 最終週……各学年打ち合わせ
 本番
6 内容(業間〜3校時で実施)
 ①6年生入場(1年生と一緒)
 ②オープニング(3年生)
 ③実行委員長挨拶
 ④贈り物(ムービーメッセージ)
 ⑤引き継ぎ
 ⑥校長先生の話
 ⑦全校合唱「ありがとうの花」
 ⑧エンディング(4年生)
 ⑨6年生退場
その他
 1年生…首飾り(メダル)
 2年生…招待状作成
 5年生…運営・装飾
です。

次に、それぞれの項目について、前例を振り返りながら今年度の提案要素をご紹介します。

【この記事の内容】
古館先生が今年度提案した<「6年生を送る会」の具体案とその理由>
行事の際にチェックすべき<7つの視点>
古舘先生からのフィードバックがもらえる<LINEオープンチャット>への参加リンク


いかがだったでしょうか。
課題に取り組んだ方は、ぜひ、オープンチャットでのシェアもよろしくお願いします!

来月は、2月25日の配信です。
「一年の締めくくり」について考えていきたいと思います!
それでは、また!

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