12月の先生のお話|心の方向を揃えるためのアプローチ

12月は2022年の締めくくりの月であり、大きなゴールの一つと考えられるのではないでしょうか。どの子もよい形で今学期を終え、冬休みを迎えたいと思っていることでしょう。その心の方向を学級全体で揃えられるようなアプローチを紹介いたします。

目次
Point1 12月のイメージを共有する
12月になりましたね。12月と聞いて、頭に浮かぶものを教えてください。
クリスマスが楽しみ
冬休みにはゆっくりしたい
雪が降ったら雪だるまを作りたいなあ
子供たちの発言を聞きながら、イメージマップを描いていくと子供たちのイメージが揃っていきます。
雪だるまですか。では○○さん、黒板に雪だるまを描きにきてくれますか。
このようなやりとりをすることで「みんなのイメージマップ」が出来上がっていきます。
▼12月から連想するみんなのイメージマップ

Point2 「宿題見本」を掲示し、見通しをもたせる
12月のイメージで「冬休みの宿題」と言ってくれた子がいました。たしかに気になりますよね。少し早い気もしますが、教室の後ろに「宿題見本」を掲示しておきます。気になる子は見てみてくださいね。
冬休みの宿題について子供たちはどのような内容、どれくらいの量か気になるものです。事前に宿題見本を掲示しておくことで、子供たちに冬休みの学習計画について見通しをもたせることができます。また、用意した宿題について質問や不備など、子供たちが知らせてくれることもあります。