算数カードで復習力をアップ! <ダウンロードOKワークシート>福山憲市の時短学習のススメ⑨
今回は、算数カードのじゃんけん対決で算数の復習力を伸ばします。正方形の面積や三角形の面積の公式などをじゃんけんで負けたほうが読み上げ、勝ったほうはカードをゲットできるというゲーム要素がある学習です。算数のキーワードをその都度、読み上げるので、楽しみながら算数の復習ができるのです。
執筆・イラスト/福山憲市
元山口県教員、響師・響志の会主宰、教師歴38年。学び集団ふくの会・ミスを活かす子供たちを育てる研究会主宰。『作文指導のネタ事典』『自主学習システム&ノート作成法』(明治図書出版)など著書多数。
復習力を自然とアップする算数対決学習
今回は、カードを活用して、短時間に復習力をアップする学習です。
カードは「算数キーワードカード」です。算数の時間に学んだ大切なキーワードをカードにしたものです。
やり方は、いたって簡単。まずは、カードを厚紙に印刷します。余裕があれば、ラミネートしてもよいです。
少し手間はかかりますが、学級の人数分プラスαを用意します。
このカードを使っての短時間学習は、次のように進めます。
①ひとり12枚のカードを持ちます。
②「お願いします」と丁寧に挨拶をして始めます。
③「せーの」というかけ声で、手元にあるカードから1枚だけ場に出します。
④カードに、グー、チョキ、パーが印刷してあるので、勝った人は相手のカードをゲットします。負けた人は自分のカードを読みます(ダウンロードプリントの算数キーワードカードにはさいころも印刷されていますが、今回は使用しません)。
⑤もし、じゃんけんが「あいこ」だったら、自分が出したカードに書いてある算数キーワードを読みます。
⑥制限時間は、5分から10分です。時間がきた時に、たくさんのカードを持っていた人が勝ちです。
いつものように終わりには、丁寧に「ありがとうございました」と言います。
終わったら、手にした相手のカードをすぐに戻します。
相手を代えると何度でもできるので、子供たちは楽しんで取り組みます。
算数キーワードカードを何度も目にするので、自然と「目慣れ」して、キーワードを覚えるようになります。
雨の日や家に持って帰って行ってもよいので、自然と算数の復習力がアップします。
<ダウンロード資料>
算数キーワードカード1
算数キーワードカード2
プリントは、以下より小学館ID (登録無料)でログインすると、ダウンロードできます。
構成/浅原孝子