続・せんせいの「趣味」って? ~豊かな教職ライフを過ごすために~

小学校の教員は、養成課程の段階から、あるいは免許状取得の時期から様々な分野を学びます。教科指導に関わること、領域指導に関わること、教育学のいろいろな分野の学問、教育実習など…。そして、実際の教員になれば、保護者さん、地域コミュニティ、さまざまな機関と関わります。
よく、「学校の教員は、『世の中』を知らないくせに、児童生徒を前にして教えるなんておこがましいんじゃないか」ということを言われます。
「世の中」とはなんぞや?
経済活動、つまり「お金を儲ける」ことはしていない、ということでしょうか?
だとしたら、それはそうかもしれません。
でも、「世間知らず」では教員をやっていけません。
まず、教員は、常識だけではなく「良識」が求められる仕事であることは言うまでもありません。
そして、常に我が身を振り返り、自己研鑽することが推奨されます。
さらに、直面するあらゆる場面において、自ら考え、判断することを要求されます。自らの感情に流されることなく、しかし相手の心情には最大限の配慮をしながら……。
これを「社会人」の要件と言わずして、何が要件でしょうか?
そして私たちの仲間には、社会の一員としてより良い人生を過ごすため、「自分の生き方」をきちんともっており、自分の好きなこと・興味のあることを軸にして、社会の様々な人たちとの接点を持ち、色彩豊かな人生を送っている人が多いです。
前回※に引き続き、今回も「趣味」を紹介しますが、「生き方」という視点であらためて考えていければと思います。それを教育活動にどう生かすかという視点でも…。
わたしの周りの魅力的な教員仲間たちを紹介します。
【連載】マスターヨーダの喫茶室~楽しい教職サポートルーム~

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