自己紹介カード|教室が笑顔になる4月のラッキーアイテム
教室に「あるとイイな♪」を毎月紹介する新連載。学級開きの4月に選んだのはこのアイテム! みなさんの学校や学級でも、自己紹介カードを書く機会は多いのではないでしょうか。新学級におすすめの自己紹介カード作成&活用例のポイントを紹介します。
目次
4月のラッキーアイテム
「自己紹介カード」
Point1 先生も本気で作成しよう
子供たちは新しい先生に興味津々。信頼関係のスタートは自己開示からです。明るく前向きな内容、人間性がにじみ出るような内容を記入していきましょう。
注意したいのは「好きな教科」です。みなさんならどのように記入しますか。私は「全教科」と答えます。小学校は「全科が専門」です。子供たちの前では堂々と教壇に立ちたいものですね。
Point2 「3ヒント」にすると大盛況
子供たちが作成した自己紹介カードを回収した後シャッフルし、3ヒントクイズ方式で教師が出題します。(今回は私の自己紹介カードを例に出題します)
ヒント① 私は、カレーが大好きです。
ヒント② 私は、大谷選手のような世界で活躍する人間になりたいです。
ヒント③ 私の目標は、最高の1年間にすることです。
分かった! 〇〇(八神先生)さんだ!
・一人称を「おいらは」「拙者は」「ウチは」などにするとユニークさがUP!
・やや誇張気味に紹介してあげると盛り上がります。
正解! このクラスを「どんなことにもチャレンジできるクラス」にしたいと思っている〇〇さん (八神先生) に拍手~!
子供たちはクイズが大好き。「誰のことだろう?」と、一生けん命に予想する姿が見られるでしょう。ほかにも「僕もカレーライス大好き!」と共通点が見つかり、仲間意識が高まること請け合いです。
4月の学級開きで書く機会の多い自己紹介カード。書いて終わりではなく、その後のお楽しみ要素も取り入れて、クラスの絆を深めていきましょう。
参考文献:教職1年目の学級づくり大全 (教師の働き方研究会)
八神進祐(やがみしんすけ)●1988年、愛知県生まれ。愛知教育大学卒業。教育サークルMOVE代表。子どもたちの“ありのまま”を大切にした教育実践に取り組んでいる。
著書「今すぐ真似したくなる教室のひみつ道具図鑑」、教育論文入賞多数、第5回・第7回「全国授業の鉄人コンクール」優秀賞、フォレスタネットグランプリ初代MVP。
YouTubeでは小学館「みんなの教育技術」より、授業力アップ動画を、Twitterでは「だいじょーぶ先生」(@teacher16694123)としてアイデア溢れる教育実践を発信中。