小1体育「表現リズム遊び」 指導のポイント

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執筆/東京都公立小学校主任教諭・藤原侑哉
編集委員/国立教育政策研究所教育課程調査官・塩見英樹、東京都品川区教育総合支援センター統括指導主事・唐澤好彦

小1体育「表現リズム遊び」 指導のポイント

授業づくりのポイント

「表現遊び」と「リズム遊び」の両方の運動遊びを豊かに体験するなかで、中学年からの表現運動につながる即興的な身体的表現能力やリズムに乗って踊る能力、コミュニケーション能力などを培えるようにしていきます。

授業の流れは、単元を通して毎時間「表現遊び」「リズム遊び」の両方を組み合わせて行います。授業の前半では、リズム遊びの時間を15分間程度とり、ロックやサンバなどの軽快なリズムの曲を取り上げ、 楽しみながらリズムに乗って弾んで踊ります。

授業の後半には、「動物」「昆虫」などの小テーマごとにイメージを広げて、そのものになりきって全身で即興的に踊ります。

単元計画

単元計画

楽しく運動遊びをしよう

  • 軽快なリズムに乗って全身を弾ませて即興的に踊ろう!
  • 題材そのものになりきって即興的に踊ろう!

運動遊びとの出合い

準備運動では心と体を十分にほぐしましょう。リズム遊びや表現遊びでは、子供がいきいきと踊ることができるような曲や題材を選んで、踊る楽しさを十分に味わわせていきましょう。

準備運動

表現しやすくなるように準備運動で心と体を十分にほぐします。

昆虫太極拳

軽快なリズムに体を弾ませながら、提示された昆虫を連続で表現しながら踊ります。

昆虫太極拳
だるまさんの1日

「だるまさんが○○した」の○○の内容に合った動きをします。

だるまさんの1日

踊る楽しさを味わう(最初の段階)

リズム遊び

教師のリードでさまざまな動きを経験し、リズムに乗って踊る楽しさを味わいます。

リズム遊び

「おへそを上下前後左右に動かすつもりで踊ろう」
「両手両足を大きく動かそう」
「前後左右にステップしてみよう」
「いろんな方向に回ろう」
「髪の毛も踊るように弾もう」

表現遊び

動物のイメージをふくらませたうえで、動物に変身して踊ることを楽しみます。

表現遊び

「ゆっくり獲物に近付こう」
「えさをジャンプして捕まえるよ」
「そおっと、ゆっくり足音をたてないで」
「急に襲いかかるぞ! ビュン!」
「表情までその動物になりきろう」

踊る楽しさを味わう(進んだ段階)

リズム遊び

友達の動きを真似したり、友達と一緒に踊ったりして、踊る楽しさを味わいます。また、動きを選んだり、新しい動きを見付けたりして踊る楽しさをさらに味わいます。

リズム遊び

「友達の真似をして踊ってみよう」
「○○さんの動き、面白いね。みんなで真似してみよう」
「手や足を大きく動かして踊っているね」

表現遊び

動物の動きの特徴を、跳んだり転がったり這ったり回ったりするなどの全身の動きで表現している子供を取り上げ、みんなで見て真似して踊ります。

表現遊び

「ネズミがチーズを見付けたぞ! 小さく素早く動いてみよう」
「○○さんの腕がぞうの鼻のように大きく力強く動いているね」

工夫してもっと楽しく運動遊びをしよう

  • これまでに学習してきた動きや新たに見付けた動きで踊ってみよう!
  • 友達と一緒に、動きを真似したり、そろえたりして踊ろう!

これまでに学習した動きや新しく見付けた動きに取り組んだり、友達と一緒に踊ったりすることで、よりさまざまな動きが経験・獲得できるようにします。また、教師は子供に自己決定を促すような言葉をかけ、子供が自ら進んで動きを選んで踊ることができるようにします。

遊びの広がり(動き方の工夫)

リズム遊び

これまで踊った動きのなかから、もっとやってみたい動きや、友達と一緒にやってみて楽しかった動きを選んで踊ります。

リズム遊び

「これまでにした踊り方にはどのようなものがあるかな?」
「友達のどんな動きを真似して踊ったかな?」
「ほかにもどんなふうにかかわって踊ることができるかな?」

表現遊び

自分たちで「大変だ、○○だ!」などと、急変する場面を入れて簡単なお話にして、続けて踊る楽しさを味わいます。

表現遊び

「広い海の中をタコが気持ちよさそうに泳いでいるぞ」
「大変だ!! 大きな波が来たぞー!」(急変場面)
「おや? だんだん波が弱まってきたぞ」

かかわりの広がり(人数の工夫)

第5時の最後には面白かった生き物の様子や動きを出し合い、円形になってみんなで一緒に真似をしながらメドレーで踊ります。

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イラスト/栗原清

『教育技術 小一小二』2021年4/5月号より

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