小四の心と体まるごとデータ集【2021年版】
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【保護者会資料】4年生の「心とからだ」データ集
小学四年生の発育状態、運動能力、そして、習い事、将来の夢など多岐にわたる学校内外での子供の姿を映しだす、データを集めました。保護者会などでの配付資料としてお役立てください。
目次
身体と体力などの発育状態
体の発育
体力・運動能力
学校での勉強
好きな教科、嫌いな教科
好きな教科第1位は、男子「算数」29%、女子「図画工作」22%でした。第2位は、男子「保健・体育」17%、女子「国語」17%でした。
一方、嫌いな教科では、男子は「嫌いな教科はない」が40%と最多、教科別での第1位は「国語」22%、女子では「算数」31%が第1位で、「嫌いな教科はない」の25%と続きます。
好きな教科
嫌いな教科
オンライン学習の満足度
新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校によって実施されたオンライン学習について、子供たちはどのように捉えているのでしょうか。
オンライン学習の良い点について、「自分のペースで学習できる」ことを挙げた男子が58.3%、女子が56.3%、次いで「登下校しなくて良い」が男子37.5%、女子54.2%でした。
一方、悪い点としては、「目が疲れる」( 男子31.3%、女子35.4% )、「集中できない」(男子27.1%、女子16.7%)が挙げられました。「授業が分かりにくい」と答えた女子も18.8%でした。
その結果、オンライン授業に、「満足している」男子は8.3%、女子は18.8%、「どちらかというと満足している」男子は56.3%、女子は60.4%で、女子のほうが男子に比べて1割以上も多く「満足している」と答えています。
休校にかかわらず、今後のオンライン学習を考えるうえで、一つの指標となりそうです。
オンライン学習の良い点について
オンライン学習の悪い点について
オンライン学習の満足度
家庭生活
宿題
宿題について尋ねると、「毎日宿題がある」と答えた小学生は83.8%、残りの16.2% も「毎日ではないが宿題がある」と答え、宿題がない子は0% という結果になりました。
子供に宿題をさせるための工夫について保護者に尋ねると、「自主的に行うので、特に何もしていない」と答えた三・四年生男子の保護者は27.0%、女子の保護者は41.0%で、女子のほうが自ら宿題に取り組む様子が見られます。
また、「声はかけるが、特に工夫はしていない」と答えた男子の保護者は54.0%、女子の保護者は47.0%でした。両者とも、「子供が宿題をするように工夫している」と答えた保護者は、男女ともに0%。低学年では4.0%の保護者が「工夫している」 と答えていましたが、中学年以上は子供自身に任せるようです。
子供に宿題をさせるための工夫を行っているか
(単一回答 n = 600)
習い事
男女とも水泳が最も多く、女子は音楽教室などの芸術的な分野、男子はサッカーなどスポーツの人気が高いようです。英語・英会話教室も上位にランクイン、特に女子は水泳に次ぐ人気ぶりです。
また、習字やそろばんなど昔ながらの習い事を始める女子も増えています。
習い事ベスト10
インターネット端末利用状況
インターネット端末を利用している三年生は55%、四年生は61%と、半数以上の子供が利用していることが分かりました。このうち、自分専用の端末を所有しているのは三年生31%、四年生39%。利用している端末別に見るとタブレットが最も多く三年生は37%、四年生は48%、次いでスマートフォンで三年生33%、四年生44%でした。
端末を使ってオンラインゲームをしている子供は、一年生~三年生では6割強が「1日1回より少ない」と答えていますが、四年生~六年生になると半数以下に。1日2時間より多い子も10%を超えていました。
また、三年生29%、四年生35%の子供がLINEを利用していると回答しました。
四年生が自分専用端末として所有する携帯電話の種類
- スマートフォン所有率は中学生になると6割程度に拡大。
2019 年度小学生のLINE 利用率
小学生全体のLINE 利用率の平均は34.8%。六年生の利用率は55.3%にのぼることが分かりました。LINE は2020 年1月、iOS 版の推奨年齢を4歳から12 歳以上に引き上げることを発表しました。そのため、iOSを用いたLINEの利用については今後推奨年齢外の利用となる可能性があります。
四年生の利用している携帯電話の種類
- スマートフォン利用率は一年生~三年生では3~4割ほど。
- 六年生で過半数を超え、中学生になると7割に拡大。
夢
将来の職業
将来就きたいと思う職業は、男子では「プロサッカー選手」「プロ野球選手」を抜いて「YouTuber などのネット配信者」、女子は「パティシエ」の人気が高いようです。
「YouTuber などのネット配信者」が第1位になったのは四年生男子だけで、昨年の三年生男子の第1位がそのままスライドしたようです。また、女子の第2位は「漫画家・イラストレーター」でした。
将来就きたいと思う職業
イラスト/佐藤雅枝
『教育技術 小三小四』2021年4/5月号より