Withコロナの2学期をスムーズに始める2つの工夫【動画】
コロナ渦によって世の中はパラダイムシフトの真っただ中! 学校の教室の環境も、子供たちの夏休みも、激変しています。そんな中で2学期を楽しくスムーズに再開させるためのアイデアについて、おなじみの佐々木陽子先生がシェアします。
目次
Withコロナの教室でも楽しい2学期!
コロナ禍で、今やマスクはファッションの一部となっています。世の中がパラダイムシフトの真っただ中で、学校の教室の環境も激変しています。
今回は、そんな中で迎える2学期をスムーズにスタートさせるアイデアについて、みなさんにシェアしたいと思います!
1. クラスのマスコットキャラクターを作ろう
1つ目は、マスコットキャラクターの活用です! キャラクターは心をなごませる救世主です!!
マスクに手描きのかわいいキャラクター♡
例えば、私が動画の冒頭で付けているマスクにも、私のクラスの「ニャーニャ」というマスコットキャラクターを描き込んでいます。これだけで、子供たちのテンションは上がります!
「わぁ、先生! ここにニャーニャがいる〜!」と言って、話しかけてくれます。
《キャラクター付きマスクの拡大はここをクリック(別ウィンドウが開きます)》
消毒スプレーにもキャラクター♡
いつも使っている消毒スプレーも、このキャラクターが付いていることによって、子供たちから進んで「消毒してー!」と言ってやって来ます。
《キャラクター付き消毒スプレーの拡大はここをクリック(別ウィンドウが開きます)》
ソーシャルディスタンスの呼びかけにも!
また、先生から「離れて、離れてー!」と言ってソーシャルディスタンスを呼びかけると思いますが、これもキャラクターを使うと威圧感なく、楽しそうに「ニャーニャが言ってるから、離れよう」など、そのキャラクターの呼びかけによって楽しく約束が守れます!
キャラクターの活用はとても効果的なので、ぜひ、使ってみてください。
2. 夏休みの出来事を話そう
子供たちは、友達や先生に夏休みにあった出来事を話したくて仕方ないです! 承認欲求も高まっていますし、すべて「吐き出させて」あげるのが、スムーズに2学期をスタートさせるコツです。
たとえば、こんなやり方があります。
- 紙に夏休みにあった出来事を書かせる。
- それを集め、黒板に全員分の紙を貼る。
- 紙をカテゴリーごとに分けて、子供たちにわかりやすく見せてあげる。
まず、紙に夏休みにあった出来事を書かせます。それを集めて、全員分を黒板に貼り出します。そして、先生の方でそれらを整理し、「家で」/「外で」というようなカテゴリーに分けて、スッキリとわかりやすく見せてあげてください。
そうすると、子供たちも、
「あ、〇〇さんも家でゴロゴロしてたんだ! 私と同じ!」
と、安心したり、
「あ、〇〇さんち、マラソンやってたんだね。じゃあ、次、私のうちでもやろうかな〜?」
と、ワクワクしたりします。
ぜひ、クラスで共通理解をはかり、2学期のスタートをワクワクしながら過ごせるようにやってみるとよいと思います!
安心と発散で楽しいスタートを!
今回紹介したように、子供たちが安心して2学期をスタートできるようにマスコットキャラクターを使ったり、心の中で思っていることをクラスのみんなと共有したりしながら、いろいろ工夫してみるとよいでしょう。
私たち教員も、ひと休みしながら、楽しく学校生活を送っていきましょうね!
いかがでしたか? 工夫次第で、withコロナの窮屈な教室のムードも一変しそうですね。子供も、そして先生も、楽しく2学期をスタートしましょう!
小学校教諭。著書に『クラスがまとまる!小学1年生学級づくりのコツ』(ナツメ社)、『子どもの心をガッチリつかむ!とっておきの教室トーク&学級経営ネタ60』(明治図書出版)ほか。一児の母。