学習はじめのアイスブレイクは3密にならないゲームで!【動画】
本日のテーマは「アイスブレイク」です。教育技術本誌でもおなじみの小学校教諭・佐々木陽子先生が学習のはじめにアイスのように固まった雰囲気をアクティビティを子供たちと一緒にやることで溶かしていく、クラスの雰囲気を和ませていくというゲームを4つご紹介します。
目次
1. ピッタリ1分間ゲーム
子供たち全員に机の上で伏せてもらって、自分が1分経ったなと思ったところで立ち上がってもらいます。先生も同じように、黒板の前でストップウォッチを持って座ります。1分経ったら立ち上がります。
なので、先生が1分到達の合図になります。
先生よりも先に立ってしまったら、1分よりも時間が短かったんだなという事になります。先生よりも後に立ったら1分を過ぎたという事になります。
先生と一緒に立った子は「やった!1分だ」という事でエアハイタッチをして褒めてあげてください。超簡単なゲームなのでどこでもで出来ます。やってみてください。
2. いつ・どこで・誰が・何をして・どんな気持ちだったかゲーム
国語でもよく取り扱われています。これをとても楽しいゲームにしていきます。
クラス全員の子に紙を配ります。いつ、どこで、誰が という担当を決めます。
下記の図をご覧ください。列ごとに担当を決めます。
いつの子は、いつなのかを書きます。明日なのか、今日なのか。
どこでの子は、場所を書きます。学校なのか、家なのか。
誰がの子は、誰なのかを書きます。その他も同様に書いていきます。
書き終わったらゲームをスタートします!
どういう事かと言うと、ここからは先生がランダムにそれぞれのお題の列の子1人ずつを当てます。
列ごとに1人ずつ立って、立った時点で紙に書いた事を読んでもらいます。
例えば、いつの〇〇さんが江戸時代、どこでが宇宙で、誰がは佐々木先生が、そういう形で文章が続いていきます。
いつ、どこで、誰が何をしたの?となった時に
泳いでいた!となると泳いでたの?と子供たちは大笑いします。
そして、気持ちはどうだったのかを聞くと「楽しかったです」みたいな形で1つの文章になります。
ランダムに先生があてているので面白い文章になったりヘンテコな文章になったりしますが、それが楽しいというゲームになります。
3. 47都道府県ゲーム
クラス全員で47都道府県が言えたら終わりです。社会の勉強にもなります。
1人ずつ言ってもらうので、言った県は先生が黒板に書きだします。「北海道」と言えたら黒板に北海道と書きます。
書いたものでまだ出ていない県を先生が把握して「あと5つぐらいだね」「あと3つだよ」というふうに、声をかけてあげます。
全員が終わったら、全員で拍手をして終わりになります。
わからない子は、パス権があるのでパスをして次へ回します。あとは、ヘルプもあります。
言葉で発してしまうとわかってしまうので、ジェスチャーや口パクで教えることはOKです。
そうやって皆で助け合って47都道府県を全て言い当ててください。
4. 先生と生き物テレパシーゲーム
どういうゲームかというと、先生が今の季節なぁに?と聞きます。そうるすと子供は「春~」等といいます。そこで、先生は「春の生き物ってなぁに」と聞きます。
子供は春だったらちょうちょかなぁ…とか、菜の花もあるな~とかタンポポもあるなぁ~とかいろいろ出てきます。それを全部黒板に書きます。
書いた中から先生が1つ選んで紙に書きます。紙に書いたものをクラスの皆がテレパシーで当てます。
最後は「せ~の」と言って、先生が紙を見せて子供たちは言葉に発します。
子供たちは「ちょうちょ~!」とか「菜の花~!」とか言います。そこで、紙と発している言葉が一致したらその人が正解になります。
とっても簡単なのでクラスでやってみてください。
学習のちょっとしたはじめにアイスブレイクをぜひやってみてくださいね。
小学校教諭。著書に『クラスがまとまる!小学1年生学級づくりのコツ』(ナツメ社)、『子どもの心をガッチリつかむ!とっておきの教室トーク&学級経営ネタ60』(明治図書出版)ほか。一児の母。