毎時の振り返りから生まれた、生きた「学びの技」が身につく!NotebookLM × Gemini活用 「算数科単元復習アプリ」を作る方法

算数の単元テスト前の復習を、教師主導で行っていませんか? 子どもたちが自ら楽しみつつ復習できるアプリが存在すれば、素晴らしいと思いませんか? 今回は、そんな夢のアプリを作成する方法を、スモールステップでわかりやすく解説します。
執筆/大内秀平(仙台市公立小学校教諭・Google for Education 認定イノベーター)
目次
はじめに:テスト前の復習、教師主導になっていませんか?
テスト前に、「今回の単元で大事だったところは、これと、これと、これだよね…」。
こんな風に、教師主導で一斉に単元の復習をしてしまうことはありませんか?
子どもたちが毎時間それぞれのペースで身につけてきた知識は、単にテストで点をとるために使うのではなく、一人一人が「自分の武器」として実感し、他の場面でも使えるようになってほしいものです。
そのためには、一斉に復習するだけではなく、子どもたちがこれまでの学習を自分のペースでじっくりと振り返る時間が必要です。さらに、自分自身の振り返りだけで終わるのではなく、自分以外の多様な学びや気づきにも触れることで新たな視点を吸収し、学びをさらに広げていけるよう促したいものです。
イメージは、ポケットモンスターの「技」です。レベルアップしていくと使える技が増えていくように、「算数の技」として、その単元で使えるものが一覧になっていて、それをベースに復習できるとしたらワクワクしませんか? しかもそれが、教科書の「まとめ」をただ書き写したものではなく、自分自身や友達の具体的な学びを基にした「クラス全員の技」であれば、その価値はさらに高まります。
そこで今回は、「算数の振り返りシート」をベースにして、子どもたちが一人一人のペースで他者から学びを吸収できる「学習のまとめアプリ」を作成・活用する手順をご紹介します。
STEP 1:スプレッドシートで「振り返り」を蓄積・共有する
まずは日々の授業において、毎時間の算数のまとめや振り返りをGoogleスプレッドシートに蓄積していきます。
【このステップのメリット&ポイント】
・「他者参照」による学びの広がり
スプレッドシートはリアルタイムで共同編集ができるため、お互いの振り返りをいつでも読むことができます。「あ、友達はこんな言葉でまとめているんだ…」と、他の子の表現から気付きを得て、自分の学びをその場で広げることができます。
・AIに入力するデータの最適化
ただノートに書くだけではなく、デジタルデータとして蓄積しておくことで、AIツール(NotebookLMなど)が正確に分析・抽出しやすい形式で準備することができます。
このスプレッドシートに蓄積された子どもたちのリアルで「生きた言葉」こそが、後でアプリを作るための唯一無二の強力な素材(ソース)となります。


