「正しい手洗い」を子供に確実に教える方法【動画】
「新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン」(文部科学省提供)で紹介されている正しい手の洗い方のポイントを、子どもにわかりやすく伝える方法について、「教育技術」記事でもおなじみの東京都公立小学校教諭・佐々木陽子先生が提案してくれました。
目次
「手洗い」には6つのポイントがある
「手洗い」には、6つのポイントがあります!
①お願いのポーズ
まず、水に濡らした手で石けんを泡立てたら、手をこすります。
このポーズが、一つめ。
「お願いのポーズ」です。
このようにして、洗い方に「合い言葉」をつけながら、学習していきます。
②カメさんのポーズ
続いて二つめ!
「カメさんのポーズ」で、手の甲を洗います。
親子のカメさんがじゃれ合ってるように、手と手をこすり合わせましょう。
③お山のポーズ
次は、指と指の間を洗います。
3つめ、「お山のポーズ」です。
「こすりながらきれいにしていくんだよ~」。
④猫さんのポーズ
爪の中も洗わなければいけませんね。
4つめは、引っかくジェスチャーをして、「猫さんのポーズ」です。
「ニャーニャー、ネコさんだよ!」
⑤バイクのポーズ
続いて5つめです。
片方の手の親指を横にして、
もう片方の手で握ってハンドルのようにぐりぐり回せば…、
「バイクのポーズ」です。
「ごしごしバイク~!」と、楽しくいきましょう!
⑥時計のポーズ
最後、6つめです。
手首までしっかり洗っていきましょう。
手首をつかめば、これは…?
「時計のポーズ」です!
みんなでいっしょにやってみよう!
さて、この6つを子供たちに教えた後で、「じゃあここからです!」と子供たちに伝えます。
「みんなで一緒に、掛け声をしながらやってみましょう!」
先生が、
このポーズをしながら「すりすりなぁに?」と訊くと、子供たちは、「すりすりお願い」と返してきます。
先生が今度は 、
このポーズをして「すりすりなぁに?」と訊けば、子供たちは「すりすりカメさん!」と返してきます。
そして、先生が何のポーズが言わなくても、ポーズを見た子供たちからは…
「猫さん」! と反射的に返ってくるのです。
この方法なら、子供たちが楽しみながら、正しい手洗いを身につけることができますよ!
小学校教諭。著書に『クラスがまとまる!小学1年生学級づくりのコツ』(ナツメ社)、『子どもの心をガッチリつかむ!とっておきの教室トーク&学級経営ネタ60』(明治図書出版)ほか。一児の母。