机の使い方で仕事効率が変わる!職員室と教室それぞれの机の役割
学校の先生には机が二つあります。このことをあまり意識せずに働いている先生が多いと思いますが、それではもったいない! 当たり前のようにある二つの机の効果的な使い方について考えてみましょう。
執筆/大阪府公立小学校教諭・浅野学

目次
「なんとなく」ではもったいない!
二つの机とは、一つは職員室にある机で、もう一つは教室にある机です。小学校の先生の多くはこの二つの机を持っていることが多いでしょう。
この二つの机に役割を決めている先生はどれくらいいるでしょうか。おそらく多くの先生は、この二つの机を「なんとなく」使っていると思います。
しかし、この二つの机それぞれに役割を与えて仕事をすることで、あなたの仕事の効率はグッとアップすること間違いなしなのです。具体的に考えていきましょう。
コミュニケーションが必要なときは職員室の机
まずは職員室の机です。
職員室という場所は、多くの先生が出入りする空間です。学校の先生は1日のほとんどを教室で過ごすので、多くの先生と顔を合わせるのは、朝や放課後の職員室くらいです。
そして他の先生と一度会ってしまえば、大事な要件から他愛の無い話まで、様々な話題があなたに降りかかります。それは仕事をする上で大切なコミュニケーションではあるのですが、事務作業や採点作業などをしたいときに限って言えば、作業の邪魔になってしまいます。
作業の効率が著しく悪くなるのは、作業の一時中断が断続的に起こるときです。
事務作業は個室でするべきものです。その日のうちに終わらせてしまいたい作業がある時などは、職員室の机ではなく教室の机でするようにしましょう。
逆にコミュニケーションを必要とする仕事の時は、積極的に職員室の机を活用しましょう。例えば、行事の計画を立てるときは過去の行事に詳しい先生がいればアドバイスをもらえますし、授業の進め方に悩んでいるのであれば先輩教員に進め方を聞いてもいいでしょう。
学校の先生は教えることが大好き。みなさん、喜んで教えてくれるはずです。このような仕事は一人で悶々と取り組むよりも、一つのアドバイスによって一気に進むことが多いのです。