小6らくらくUnit 3「My Weekend」③〜④【モトヨシ先生のNEWスライドde外国語】
パワーポイント教材を映すだけで授業を進められる「モトヨシ先生のNEWスライドde外国語」。2024年度の教科書改訂に合わせて、パワーポイント教材をリニューアル。
今回は、NEW HORIZON Elementary English Course 6 Unit 3「My Weekend ~週末にしたことを伝え合おう」第3時(was と is を使った英語のクイズを出したり、答えたりしよう)から第4時(was と is を使った英語のクイズ(他のクラスからの)に応えてみよう)までの授業案です。本好利彰先生が作成したパワーポイント(スライド)教材1つで、外国語活動の授業をらくらくクオリティアップ!
執筆/福島県公立小学校教諭・本好利彰
監修/拓殖大学教授・居村啓子
目次
スライドは学級の実態に合わせて修正して使いましょう
小学6年生の「NEW HORIZON Elementary English Course 6」のUnit 3「My Weekend ~週末にしたことを伝え合おう」全8時の3〜4時目の授業の流れです。本時も、私が作成したパワーポイント(スライド)を使った授業を紹介します。学級の実態に合わせて修正し、活用してください。
パワーポイント(スライド)を使った授業の進め方
この記事の最後で、パワーポイントのファイルをダウンロードできるようになっています。必要な教師の発話やイラスト、音源などを挿入してあり、この資料を使うことで1時間の授業を行うことができるように作成してあります。このスライドを活用して、クリックしながら授業を進めてみてください。
- クリックでスライドを進めるだけで、スムーズに授業を行えます。
- デジタル教科書を使用する場合は、パワーポイントから切り替えてください。
目標と授業の流れ
〇単元目標
自分のことを話したり、友達のことをよく知るために、週末にしたことについて、基本的な表現を使って伝え合うことができる。
○単元のゴール
週末にしたことを伝え合おう。
○本時の目標
③wasとisを使った英語のクイズを出したり、答えたりしよう。
④wasとisを使った英語のクイズ(他のクラスからの)に答えてみよう。
【聞くこと】
●知識・技能
〈知識〉
・I went to 〜. I enjoyed 〜. I ate 〜. It was 〜. およびその関連語句などについて理解している。
〈技能〉
・週末の生活についてのやり取りを聞いて、話の内容を聞き取ることができる。
●思考・判断・表現
・友達のことをよく知るために、週末の生活についてのやり取りから、話の内容を聞き取っている。
●主体的に学習に取り組む態度
・友達のことをよく知るために、週末の生活についてのやり取りから、話の内容を聞き取ろうとしている。
【読むこと】
●知識・技能
〈知識〉
・I went to 〜. I enjoyed 〜. I ate 〜. It was 〜. およびその関連語句などについて理解している。
〈技能〉
・I went to 〜. I enjoyed 〜. I ate 〜. It was 〜. およびその関連語句を用いて書かれた文で、音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や学習した表現を読んで、理解することができる。
●思考・判断・表現
・友達のことをよく知るために、週末の生活について、音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や学習した表現で書かれた文の意味を理解して、声に出して読んでいる。
●主体的に学習に取り組む態度
・友達のことをよく知るために、週末の生活について、音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や学習した表現で書かれた文の意味を理解しようとし、声に出して読もうとしている。
【話すこと】(やりとり)
●知識・技能
〈知識〉
・I went to 〜. I enjoyed 〜. I ate 〜. It was 〜. およびその関連語句などについて理解している。
〈技能〉
・週末の生活について、I went to 〜. I enjoyed 〜. I ate 〜. It was 〜. およびその関連語句を用いて、お互いの考えや気持ちなどを伝え合っている。
●思考・判断・表現
・自分のことを話したり、友達のことをよく知ったりするために、週末の生活について、簡単な語句や基本的な表現を用いて、お互いの考えや気持ちなどを伝え合っている。
●主体的に学習に取り組む態度
・自分のことを話したり、友達のことをよく知ったりするために、週末の生活について、簡単な語句や基本的な表現を用いて、お互いの考えや気持ちなどを伝え合おうとしている。
【書くこと】
●知識・技能
〈知識〉
・週末の生活について伝えるために、音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や学習した表現を理解している。
〈技能〉
・週末の生活について伝える文を、例文を参考に書くことができる。
●思考・判断・表現
・自分のことを伝えるために、週末の生活について、音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や学習した表現を用いて、例文を参考に書いている。
●主体的に学習に取り組む態度
・自分のことを伝えるために、週末の生活について、音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や学習した表現を用いて、例文を参考に書こうとしている。
【第3時】本時の流れ(例)
- 挨拶
- 単元のゴール、本時のめあての確認
- was/is クイズ前半
- 中間指導→クイズの改善
- was/is クイズ後半
- 教科書 Sounds and Letters
- ふり返り
【第4時】本時の流れ(例)
- 挨拶
- 単元のゴール、本時のめあての確認
- was/is クイズ
- 教科書 Sounds and Letters
- ふり返り
【第3時】各活動の流れ
①挨拶
元気に明るく挨拶をして、How are you? How’s the weather? などの質問をしてみましょう。
②単元のゴール、本時のめあての確認
単元のゴール、本時のめあてを確認しましょう。
1〜2時目にパワーポイントでクイズを作成しているので、3時目の本時では、問題を出したり、友達のクイズに答えたりする時間になります。4時目は異学級とクイズ交流を行います。
③was/is クイズ前半
第3時は、児童同士がクイズを出したり、答えたりします。まず最初に、ウォームアップとして教師がクイズを1問出し、児童が問題を出す際の確認をしておきましょう。その後、ペアでクイズを出し合う活動をしていきます。
座席の工夫は、以下のように行うこともできます。席を移動させながら行うと、教師は見取りが行いやすく、児童同士がいつも同じメンバーで固まらないなどのメリットがあります。なるべく多くの児童(普段話をしない友達を含め)とコミュニケーションをとってほしいので、私の授業では、席を移動させる方法と自由に歩き回らせる方法の両方で行っています。中間指導の前後で学習形態を変えるようにしています。
【ダウンロード】was & isクイズワークシート
(記事の最後でダウンロードできます。)
④中間指導→クイズの改善
中間指導では、教師が前半の活動で見取ったことを共有し、後半の活動で生かせるようにしましょう。スライドの提示の仕方(用意したスライドは本当に必要か、スライドの順番は適正か、など)や英語を言うタイミングなど、具体的な状況を与えて児童に考えさせるとよいでしょう。その上で、パワーポイントを改善するための時間をとりましょう。
⑤was/is クイズ後半
後半は自由に歩き回らせてクイズを出し合う形で行うことも可能ですし、席を移動する形式でもよいと思います。教師は、前半の活動と後半の活動での児童の変容を見取り、評価を行いましょう。また、工夫している児童を見取ったら、次の時間に他のクラスでも使えるように記録しておくとよいでしょう。
後半を終えたら、改善したパワーポイントデータを提出させ、評価の材料の1つとすることもできます。ファイルの保存先などは各学校の実態に合わせて指示しましょう。
⑥教科書 Sounds and Letters(p.34)
教科書 p.34の Sounds and Letters です。短時間の積み重ねを大切にしましょう。私は YouTube のフォニックスを児童といっしょに行ってから、Sounds and Letters を行います。本時はRのフォニックスを扱います。
⑦ふり返り
本時の学習をふり返り、全体で共有しましょう。
また、次時は他のクラスの児童のクイズに挑戦するので、1問だけ提示し、児童が次の時間を楽しみにして終えるとよいと思います。
【第4時】各活動の流れ
①挨拶
元気に明るく挨拶をして、How are you? How’s the weather? などの質問をしてみましょう。
②単元のゴール、本時のめあての確認
単元のゴール、本時のめあてを確認しましょう。
③was/is クイズ
第4時は、他のクラスからのクイズに挑戦します。同学年に学級が複数ある場合は、すべての児童のクイズを扱うのではなく、工夫されているおもしろいクイズを事前に選んでおきましょう。また、今年度のデータを保存しておいて、次年度に「去年の6年生からのクイズに挑戦しよう!」と題して学習に組み込むのもよいですね。
④教科書 Sounds and Letters(p.34)
教科書 p.34の Sounds and Letters です。短時間の積み重ねを大切にしましょう。私は YouTube のフォニックスを児童といっしょに行ってから、Sounds and Letters を行います。本時はSのフォニックスを扱います。
⑤ふり返り
本時の学習をふり返り、本時のめあてから児童の感想などを全体で共有しましょう。
居村啓子(いむらけいこ)
拓殖大学外国語学部英米語学科教授。言語学博士。児童図書出版社、児童英語教育機関勤務、立教大学異文化コミュニケーション学部助教、上智大学言語教育研究センター嘱託講師を経て現職。2020年よりNHKラジオ「小学生の基礎英語」講師を務める。研究テーマは「子どもの第二言語習得」、「フレーゾロジー」。
本好利彰(もとよしとしあき)
福島県公立小学校教諭。福島県小学校・中学校・千葉県小学校教諭を歴任。また地区外国語教育推進リーダーを務める。2018年より拓殖大学外国語学部で「小学校英語教育入門」を担当。2021年東京書籍アドバイザー。 2023年より東京書籍の会員制教育情報サイト「東書Eネット」にて実践事例、指導技術などを連載中。
パワーポイント(スライド)ダウンロード
6年Unit3-3&4パワーポイント(38スライド)、ワークシート(1点)
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構成/本田有紀子 イラスト/畠山きょうこ・やひろきよみ・横井智美 アニメーション/鶴岡信治 歌・チャンツ/本田有紀子