【相談募集中】児童への指導が体罰になっていないか不安です
特別支援学級を担任している先生から「みん教相談室」に相談が寄せられました。他害児童への指導に力が入ってしまい、体罰に当たらないか悩んでいるそうです。これに回答をくれたのは、武道家の廣木道心先生。ご自身の経験から、自分も相手も傷つけない支援介助法を提唱し、教育現場で多くの先生に支持されています。同じように悩んでいる先生、まずはすぐに自分ができることもあります。ぜひ読んでみてください。

目次
Q. 周囲に危害を加える児童への対応について悩んでいます
特別支援学級担任2年目です。毎日心が折れそうです。イライラするとまわりに危害を加えてしまう児童がいます。止めに入らないと友だちを叩いてしまいます。叩かずとも叩く真似をして女の子を泣かせてしまったこともあります。
児童の手をつかんで止めると通りすがりの人を足で蹴ります。「手を離して」と児童が言うのでまわりに危害を加えない約束をして離しますが、約束は守られず危害を加えます。そうなると自分の体全体で児童を止めざるを得なくなります。
自分は体罰をしてしまっていないか不安です。自分自身がいっぱいいっぱいになってしまい、児童にきつく指導してしまうこともあります。いつか自分が一線を越えてしまうのではないかと思うと、辛いです。(みん先生・30代女性)