【マンガでわかる】信頼関係をつくる保護者会&家庭訪問
保護者会と家庭訪問は、先生と保護者、あるいは保護者同士でよい関係を築く絶好のチャンス! …そうは分かっていても、イマイチ盛り上がらずに、なんとなく終わらせてしまっていませんか? そんな先生のために、保護者対応の達人、千葉県公立小学校教頭の藤木美智代先生が、保護者会や家庭訪問で使えるちょっとした工夫やミニゲームなどを教えてくれました。
監修/千葉県公立小学校教頭 藤木美智代
目次
保護者会のアイディア
ここは、無難に終わらせてはいけません! 先生自身が心を開き、楽しい雰囲気づくりにつとめ、保護者同士もつながることのできる懇談会にしましょう。
保護者会によくある風景
自己紹介を楽しく
どうして小学校の先生になったのか、どんなことをがんばっているのかなどの話に加え、学校とは直接関係のない趣味の話なども交えつつ、楽しい雰囲気で自己紹介します。失敗談や苦手なことなども話して、上から目線にならないようにするのも大事です。
心ほぐしのミニゲーム
席を立ったり触れ合ったりしながら、学校や教育とは関係ない話をすると、自然と場が和んでゆきます。同じ話題を共有できるようなしかけをつくります!
テーマ別のグループトーク
ゲームの後なので、和やかな雰囲気が生まれています。まったく違う話に脱線しても問題なし! 仲良くなれればOKです。
最後のフリータイム
家庭訪問のコツ
1対1で間がもつのか…。不安な気持ちを抱える先生にちょっとしたコツを伝授しちゃいます。
事前の子供面談
<地図に印をつけてもらおう>
可能ならば、大きめの地図を用意して、子供たちに、自分の家の場所に名前を書いたミニシールを貼ってもらいましょう。それをもとにルートを考えることができます。子供も楽しくやってくれますよ。
歩くのが大事
手紙をポストイン
つかみが肝心
お茶お菓子問題
時には逆質問
保護者に伝えたいこと
親同士でつながる
例えば、親のいない間に家に上がりこんできて困るといった相談を受けても担任ではなかなか解決できないものですが、親同士が仲良くしていれば、トラブルになる前に話し合えるので、事態が深刻化する前に問題回避できます。
「我が子」だけでなく、「我がクラス」
子供は集団生活の中で日々成長していきます。「我が子」のことを気にするのではなく、「我がクラス」を意識してほしいことを伝えたいものです。
保護者会や家庭訪問で、保護者との信頼関係をしっかり築くことが肝心。何かトラブルがあっても、戦う姿勢ではなく、相談という形で向き合ってくれるようになりますよ。
監修/千葉県公立小学校教頭 藤木美智代
構成・マンガ/したらぼ
『小五教育技術』2018年4月号より