小2体育「器械・器具を使っての運動遊び(鉄棒)」指導ポイント

執筆/滋賀県公立小学校教諭・大﨑聖子
編集委員/国立教育政策研究所教育課程調査官・塩見英樹、滋賀県公立小学校校長・内藤康司

授業づくりのポイント

低学年は、ジャングルジムや雲梯などの固定施設で体を動かしながら遊ぶことで、基本的な動きを身に付けていきます。

そこで、遊びの要素を取り入れ、成功体験を得やすいように場の設定を工夫していくことが大切です。

また、鉄棒を使った運動遊びでの回転や支持、逆さの姿勢、ぶら下がり、振動などの基本的な動きや技能は、一見すると怖さや難しさを感じる動きですが、下に紹介するように動物になったり、お話の言葉に合わせたりして運動できるようにしていくことで、楽しく学習を進めていくことができます。

単元計画(例)

単元計画(例)

楽しむ① みんなでお話を楽しもう

単元前半では、「てつぼうランド」という場を設定し、どの子供も「楽しそう」「やってみたい」と運動遊びの楽しさに触れられるようにしていきます。

下に示すように、みんなで「さる」になりきったり、「腕支持」「振動」「回転」の3つの場に分け、「お話の言葉」に合わせたりして、楽しみながら挑戦できるようにしていきましょう。はじめは1人で行い、慣れてきたらペアで動きを合わせるなど、活動の工夫をしていきましょう。

イラスト/栗原清、横井智美

『教育技術 小一小二』2021年6/7月号より

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