学年末や新学期におススメの学級レク④「ならびっこ」|沼田晶弘の「教えて、ぬまっち!」

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国立大学法人東京学芸大学附属世田谷小学校教諭

沼田晶弘

「ダンシング掃除」や「プロジェクト制」など、子供たちの自主性を引き出す斬新でユニークな実践が話題の「ぬまっち」こと、沼田晶弘先生 。子供たちの仲を深め、クラスが盛り上がる、学年末や新学期におススメの学級あそびを紹介していただきます。

沼田晶弘先生

マスコットと同じポーズで一列に並ぶ「ならびっこ」

前回の「バースデーラインナップ」に続いて、今回も「新学期」に取り組みたいレク。
とくに低学年におススメのゲームだ。

やり方

①2つのチームに分け、それぞれのチームに1つずつ、マスコットになる人形を決める。

② 「よーい、どん」の合図で、それぞれマスコットと顔を合わせるようにして一列に並び、速く全員が一列に並んだチームが勝ち。

③慣れてきたら、教師もしくはチームの1人が、マスコットの人形を地面に放り投げ、地面に転がったマスコットと同じポーズを取りながら一列に並ぶ。

ならびっこのやりかた⓷
マスコットと同じポーズになって一列に並ぶ。

楽しみながら、素早く列に並ぶ練習ができる

マスコットと向かい合って並んだり、無造作に放り投げたマスコットと同じポーズを取って並ぶという単純なゲームだけど、遊び感覚で学校生活に欠かせない「一列に並ぶ」という行動の練習にもなる

繰り返し取り組むことで、素早く列になって並ぶことを覚えられるので、低学年のできるだけ早いうちに取り組むといいだろう。

保護者会に取り組むのもお薦め

前回紹介した「バースデーラインアップ」の後に取り組んで、生まれ順にチーム分けをするのもよいだろう。

このゲームに慣れさせておくと、子供たちに静かに早く並んでほしい時、教師が大きな声を出さなくても、マスコットを置くだけで、さっとその後ろに並んでくれるようになる

保護者会で披露すると、マスコットの真似をするというかわいさがウケて、とても盛り上がるのでお薦めだ。

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沼田晶弘先生
沼田晶弘先生

沼田晶弘(ぬまたあきひろ)●1975年東京都生まれ。国立大学法人東京学芸大学附属世田谷小学校教諭。東京学芸大学教育学部卒業後、アメリカ・インディアナ州立ボールステイト大学大学院にて修士課程を修了。2006年から現職。著書に『板書で分かる世界一のクラスの作り方 ぬまっちの1年生奮闘記 』(中央公論新社)他。 沼田先生のオンラインサロンはこちら>> https://lounge.dmm.com/detail/2955/

取材・構成・文/出浦文絵 イラスト/藤井昌子

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