ねらいをもって計画的に!席替えでの座席決めのポイント

席替えは子供たちにとって一大イベントです。子供はこれまでに、さまざまな席替えを経験しており、「去年はこんな決め方だった」「こうしたい」という声が上がるかもしれません。しかし、座席は学習や生活上の意図やねらいに沿って決めることが大切です。また、子供たちのよりよい人間関係を築くことも意識する必要があります。計画的に見通しをもって、教師の責任で行いましょう。

執筆/神奈川県公立小学校教諭・塚本裕美

座席を決める〜ねらいをもって、計画的に〜
イラストAC

はじめは出席番号順でスタート

4月は子供たちにとっても、教師にとってもお互いを知り合う時期です。顔と名前が覚えられるように、スタート時期の席順は、出席番号順にするとよいでしょう。さらにドキドキする新年度では、子供たちが安心して教室で過ごせる環境づくりを心がけます。座席の配置列は感染予防の観点からも、机は離し、全員が黒板を向いて座るスタンダードな形が望ましいでしょう。

また、視力などの理由で座席を前にしてほしいという申し出があれば、柔軟に対応しましょう。

座席決めのポイント

  • 子供に席替えの方針を伝えましょう。
いろいろな友達と知り合ってグループ活動で協力できるようになってほしいです
  • 視力など、健康面に配慮が必要な子がいないか、事前に調べておきましょう。
  • 前年度からの引き継ぎを含め、友人関係で配慮が必要かどうかを考慮しましょう。
  • 座席を基に、グループで役割分担をして活動することも多くなります。子供たち一人ひとりのよさが学習面、生活面共に生かせるようにバランスを考えながら決めましょう。

その子にとって学習に取り組みやすい座席の位置はどこなのか、4月の段階では分からないことも多くあります。学習に取り組む姿や子供同士の関わりを見とりながら、次回の座席決めに生かしましょう。

Q.席替えの頻度は?

1回目の席替えは、全員が名前を覚えた頃(4月下旬頃)を目安に行うとよいでしょう。2回目以降は、学級や子供の実態を踏まえ、ねらいを明確にして行いましょう。

Q.男子と女子で隣同士にしたほうがよい?

人数の割合にもよりますが、必ずしも男女を意識して決める必要はありません。学級の実態や指導のねらいに沿って決めましょう。

おとなりさんはベストフレンド

席替えをして間もない頃に子供たち同士の関わりを生むきっかけとして、隣の友達や班の友達とで簡単な合図(エアハイタッチやハンドサイン)を決めたり、ゲームをしたりするとよいでしょう。

また子供たちに、机は離していても「となりの席の友達はベストフレンドだ」という意識をもたせるように、声かけをしましょう。4月の段階から声をかけることが、年間を通して子供たちの意識を向上させることにつながります。

イラスト/山本郁子

『教育技術 小三小四』2021年4/5月号より

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