【相談募集中】生徒の暴言に負けてしまいそうな自分がいます

「生徒の暴言に気持ちがプツンと切れてしまいそうです」と、深刻な相談が「みん教相談室」に寄せられました。兵庫県公立小学校教頭で公認心理師、特別支援教育士スーパーバイザーの関田聖和先生は「専手必笑」というフレーズを挙げ、自身の経験をふまえた声かけなどをアドバイスしました。その内容をこちらでシェアします。

特別支援学校高等部で高校3年生の担任をしています。学級に軽度知的障害、発達障害の生徒がいます。家庭環境が複雑なこともあり、対人関係が上手く築けず、友達教師関係なく、周囲への暴言、物に当たる等の言動が見られます。
嫌なことや避けたい活動があると、黙って教室を飛び出します。先日も飛び出しがあり、指導していたところ、暴言、物を投げる等して、「役立たずな担任はいらない」「口だけのくせに」等、言われました。
暴言を吐きながら、こちらがどこまで許すのか、どんな反応をするのか確かめているような気もします。
また、他の生徒の対応をしていると、不機嫌になったりわざと不適切な言動をして気を引こうとしたりします。「私だけを見て!」という気持ちがあるように思います。生育歴や家庭環境を考えると仕方がないと思いつつも、暴言に傷つく自分もいます。
その生徒が言う通り、教師に向いていないのかもしれない、必要とされていないのかもしれない、本当に関わりを持ちたくないのかもしれない、とも思います。自分なりに、真摯に向き合い、対応してきたつもりです。
ですが、このままだと自分の気持ちがプツンと切れてしまいそうです。生徒の発言をどのように捉え、どう割り切ればよいのでしょうか。
(りん先生・30代女性)
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