夏休み前の生徒指導は「安全」「健康」「計画」で
いよいよ子供たちが楽しみにしている夏休みが始まります。こんなときこそ生徒指導が大事。長い夏休みをどのように過ごすかで、二学期のスタートがスムーズになるかどうかが決まるからです。
子供たちが夏休みを安全に、健康的に、そして計画的に過ごすことができるように、しっかり指導を行っていきましょう。
執筆/熊本県公立小学校教諭・一法師文明
目次
健康面についての指導
養護教諭から出される「保健だより」をもとに、夏休みの健康的な過ごし方について指導しておきましょう。
<指導内容例>
①早寝・早起きをしましょう。
②食べた後には、歯磨きをしましょう。
③むし歯や病気の治療をしましょう。
④外で遊ぶときは、帽子をかぶりましょう。
⑤手洗い・うがいをしましょう。
安全面についての指導
生徒指導担当から出される「学校のきまり」をもとに、安全面について指導しておきましょう。
<指導内容例>
①交通ルールを守って、歩きましょう。
②遊びに行くときは「誰と」「どこへ」「何をしに」「いつ帰る」を必ず伝えてから、出かけるようにしましょう。
③自分を守る合言葉「いかのおすし」を、忘れずに。
学習面についての指導
一学期の学習を復習したり、ドリル学習をしたりすることで、基礎基本の定着を図り、夏休みを有効に使えるように指導しておきましょう。
その際、宿題をまとめて封筒に入れ、封筒の表面には「宿題一覧表」を貼っておくと、宿題をなくしたり、やり忘れをしたりすることがなくなります。また、宿題の締め切りや保護者への丸つけのお願いなどの注意点も、記入しておくとよいでしょう。
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また、夏休みの過ごし方については、学級懇談会で話題にしたり、学級通信でお知らせしたりしておきます。そうすることで、保護者の協力を得ることができます。
イラスト/高橋正輝
『小一教育技術』2018年7/8月号より