夏休み前に自己点検!子どもの成長を促すセルフチェック指導法
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一学期もいよいよ終盤にさしかかってきましたが、学級の様子はどうでしょうか。日々の指導には、教師の根気と見守る気持ちが必要です。細かいことでも見逃さず、「目配り」「気配り」「心配り」に努めましょう。夏休み前に、子どもたちへ一学期の振り返りを促してみましょう。

目次
子どもによるセルフチェック
子どもたちが、自分の行動を振り返ることができる時間をつくりましょう。その中で、「元気にあいさつをして学級目標に近づけた!」「クラブ活動で活躍できた!」「友達が増えて、優しくすることができた!」というような感想が出てくれば、大いにほめてあげましょう。
生活面だけでなく学習面での振り返りも重要です。次のようなカードを用意すると、子どもたちも取り組みやすいでしょう。

また、このセルフチェックをもとに、夏休み中の「生活のめあて」をもつように指導しましょう。例えば、早寝早起きができなかったのであれば、「朝のラジオ体操に参加する!」、外で元気よく遊べなかったのであれば、「プール開放に参加する!」など、個人の課題をクリアできるような「生活のめあて」をもたせるのです。
学習面では、自己評価の理由を書かせることで、苦手だった単元や教科について課題意識をもたせることができます。夏休みに、自分の課題に進んで取り組むことで、苦手なものを克服させ、子どもに自信をつけさせるチャンスになります。長い休みを効果的に利用しましょう。